楽天カードの年会費は永年無料|それでも払う可能性がある費用

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目次 18項目
  1. 年会費という項目は明細に出ない
  2. ブランドを変えても金額は同じ
  3. 1年でいくら払う可能性があるか
  4. こういう人には向かない
  5. 無料だから還元がそのまま残る
  6. 上位カードに切り替えるときの注意
  7. やめるときも費用はかからない、ただし
  8. 年会費と利用可能枠は連動しない
  9. よくある質問
年会費 永年無料
家族カード 無料
ETCカード 550円(税込)
基本還元率 1%
ポイント 楽天ポイント
国際ブランド Visa / Mastercard / JCB / American Express
海外旅行保険 最高2,000万円(利用付帯(自動付帯なし))
発行会社 楽天カード株式会社

楽天カードの年会費は永年無料です。「初年度だけ」でも「年1回使えば」でもなく、条件はありません。ただし年会費がゼロでも、ETCカードや海外での買い物では別の費用が発生します。1年でいくら払う可能性があるのか、項目ごとに金額を出しました。

年会費という項目は明細に出ない

まず「いつ請求されるのか」から片づけます。請求される月はありません。初年度無料のカードは2年目から請求が始まりますが、楽天カードは年会費という項目自体が存在しません。1年使わなかった年があっても、請求は発生しません。

家族カードも同じ扱いです。対象は18歳以上で生計をともにする配偶者・両親・子で、本会員のカード1枚につき2枚まで作れます。

ブランドを変えても金額は同じ

「Mastercardだけ有料なのでは」という疑いを持つ人が多いのですが、4ブランドとも同額のゼロ円です。

国際ブランド年会費海外事務手数料
Visa永年無料3.63%
Mastercard永年無料3.63%
JCB永年無料3.63%
American Express永年無料3.63%

海外で使ったときの事務手数料も一律です。「どのブランドが安いか」という比較は成立しません。ブランドで変わるのは、年会費ではなく使える店の数です。JCBの加盟店は世界約4,100万店で、VisaやMastercardの1億超とは桁が違います。国内で困ることはまずありませんが、欧米への渡航が多いならVisaかMastercardを選んでおくほうが確実です。

券種によっては、選べるブランドが決まっている

もう1つ、ブランド名で調べている人には関係の深い制約があります。4つから選べる券種は限られます。 公式のよくある質問は、本文で「楽天カード(楽天PINKカード、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード含む)は、4つの国際ブランド」と書いたうえで、注意書きで例外を挙げています。

楽天銀行カードは「JCB」のみ、楽天カード アカデミーは「VISA」「JCB」のいずれかとなります

楽天ANAマイレージクラブカード、楽天ゴールドカードは「VISA」「MasterCard」「JCB」のいずれかとなります

読むべきは注意書きのほうです。整理するとこうなります。

券種選べるブランド
楽天カード / 楽天PINKカード / 楽天プレミアムカード4つすべて
楽天ゴールドカード / 楽天ANAマイレージクラブカードAmexなしの3つ
楽天銀行カードJCBのみ
楽天カード アカデミーVisaかJCB

注目すべきは楽天ゴールドカードにAmexが無いことです。 公式は切り替えのときに同じブランドを引き継ぐとしているので、American Expressで一般カードを作ると、年2,200円のゴールドへ上がる道が閉じます。Amexのまま上位に行くなら、4ブランドがそろっている年11,000円のプレミアムしかありません。入口でのブランド選びが、あとで払う年会費を5倍にすることがあるということです。ブランドごとの特徴は国際ブランドの記事に、学生専用カードは学生向けの記事にまとめました。

なお、あとからブランドだけを変えることはできません。変更するには解約して申し込み直す形になり、カード番号と有効期限が変わります。ただし年会費がゼロであることが、ここで効いてきます。公式は「楽天カードをお持ちのお客様が、異なるブランドの2枚目カードを追加でお持ちいただくことも可能です」としています。解約せずに別ブランドを1枚足しても、費用は増えません。 使い分けたい場合はこちらのほうが現実的です。

1年でいくら払う可能性があるか

ここからが本題です。年会費ゼロのカードでも、次の項目には費用がかかります。

項目費用誰にかかるか
ETCカード年550円作った人。プラチナ・ダイヤモンド会員は無料
楽天Edy機能発行手数料330円申込時にEdy付きを選んだ人。一度だけ
海外事務手数料利用額の3.63%海外の店やサイトで使った人
リボ払い実質年率17.64%リボを使った人
キャッシング実質年率18.0%借りた人。ATM手数料110〜220円も別途

ETCを作り、Edyを付け、年に10万円を海外で使う人なら、初年度は550円 + 330円 + 3,630円で4,510円。2年目以降はEdyの330円が消えて4,180円です。年会費2,200円の楽天ゴールドカードより高くなります。

逆に、ETCもEdyも作らず、海外で使わず、1回払いだけで使うなら、支払いは本当にゼロです。「年会費無料」を額面どおり受け取れるのはこの使い方をする人で、それ以外は上の表のどれかに該当します。

ETCの550円は、月いくら使えば無料になるか

ETCカードの550円は、楽天PointClubのランクがプラチナかダイヤモンドなら無料です。では、そのランクに届くにはどれだけ使えばいいのか。公式のランク条件から逆算できます。

ランク条件(過去6か月)1%換算での利用額
プラチナ2,000ポイント・15回6か月で20万円 = 月およそ3.3万円
ダイヤモンド4,000ポイント・30回6か月で40万円 = 月およそ6.7万円

月3.3万円を楽天カードで使っていれば、ETCの550円は実質かかりません。回数の条件(6か月で15回)も、日常の買い物で払っていれば自然に満たせる水準です。逆に、楽天カードをたまにしか使わない人にとっては、ETCの550円が唯一の固定費になります。

ここで注意したいのが、条件が過去6か月の実績で判定される点です。ランクは毎月見直されるので、使う月が減ればプラチナから落ち、その時点から550円が発生します。「一度無料になったら永久に無料」ではありません。

海外で使うなら3.63%を計算に入れる

見落とされやすいのが海外事務手数料です。2025年3月に2.20%から3.63%へ引き上げられました。旅行で10万円使えば3,630円で、引き上げ前と比べると1,430円増えています。海外のネットショップでの買い物も同じ扱いです。

しかも海外での利用は還元率も下がります。楽天カードは海外での取引を0.5%の区分に入れており、対象になるのはVisaとMastercardだけ。JCBとAmerican Expressは1%のままです。手数料はどのブランドでも同じでも、還元率では差が出ます。

リボ払いは年会費有料カードより高くつく

リボ払いの手数料は実質年率17.64%です。10万円を1年抱えれば手数料だけで1万円を超え、年会費11,000円の楽天プレミアムカードを持つのと変わりません。年会費無料の利点を残したいなら、1回払いで使うのが前提になります。

こういう人には向かない

年会費がゼロでも、次に当てはまる人は楽天カードを主力にしないほうが手取りは増えます。

固定費をまとめたい人。楽天カードは公共料金と税金が0.2%、保険料と携帯・通信費が0.5%に下がります。月5万円のうち電気ガス代1万円と携帯代1万円を寄せると、年6,000ポイントのはずが4,440ポイントまで落ちます。年1,560ポイントの目減りです。ただし0.2%になるのは公式が社名を挙げている電力・ガス・水道会社への支払いだけで、一覧に名前が無ければ1%のままです。大手電力や主要な新電力、都市ガス各社は挙がっているので多くの人はこの目減りに当たりますが、自分の契約先がどちらかは還元率の記事で確かめられます。目減りするほうに当たるなら、固定費は還元率の下がらない他社カードに分け、楽天カードは通常の買い物に使うほうが増えます。

海外での利用が多い人。手数料3.63%に加えて、Visa・Mastercardなら還元率も0.5%に下がります。

楽天のサービスをほとんど使わない人。貯まるのは楽天ポイントです。楽天市場や楽天ペイを使わないなら、同じ1%でも使い道が限られます。一律で還元率の高いカードのほうが向いています。

無料だから還元がそのまま残る

向いている人の話もしておきます。年会費がゼロであることの意味は、支払いがないことより、還元が相殺されないことにあります。

月5万円を通常の買い物に使えば、1%で年6,000ポイント。年会費がないので、この6,000ポイントがそのまま残ります。年会費2,200円のカードで同じ1%を得た場合、実質は3,800円ぶんです。有料カードは、この差額を上回る特典がないと元が取れません。無料カードにはその計算自体が要りません。

使わない時期があっても損が出ないのも効きます。「コンビニをよく使う時期は別のカード」といった使い分けをしても、維持費で損をする組み合わせが生まれません。

上位カードに切り替えるときの注意

楽天ゴールドカード(年2,200円)や楽天プレミアムカード(年11,000円)に切り替えると、本体の年会費だけでなく家族カードも1枚550円になります。2枚発行していれば年1,100円で、本体と合わせて世帯で年3,300円です。

本体の2,200円だけを見て判断すると、1,100円ぶんずれます。

逆方向の差もあります。ゴールド・プレミアム・ブラックに付帯するETCカードは年会費無料なので、ランクがプラチナに届いていない人は550円ぶん軽くなります。ただし公式は「カードの切り替わるタイミングによってはETCカードの年会費がかかる可能性がございます」と注意しており、無料になるはずの年に550円かかることがあります(理由は公式に書かれていません)。すでに持っているETCカードは切替後もそのまま使えます。

回収できるかどうかの試算は損益分岐点の記事に、家族カードの条件は家族カードの解説記事に、ETCの無料条件と判定される月はETCカードの記事にまとめました。

やめるときも費用はかからない、ただし

年会費が無料なので、解約に手数料はかかりません。使わなくなったカードを持ち続けても損はしませんし、思い立ったときにやめられます。

ただし、お金の面で2つだけ確認することがあります。ひとつは楽天Edyの残高です。公式は「残高をすべて使い切ってから破棄する」としており、カードを破棄したあとに返金を申し出ても対応されません。オートチャージを設定している場合は、先に解除が必要です。数百円が戻らないだけとはいえ、知らずに捨てると取り返せません。

もうひとつがリボと分割の残高です。解約しても一括請求にはならず、これまでどおり分割で請求が続きます。ここは安心してよい部分ですが、解約後は楽天e-NAVIで支払コースを変更できなくなります。変更したい場合は解約前に済ませておくほうが手間がありません。

年会費と利用可能枠は連動しない

「年会費永年無料・ご利用可能枠 最高100万円」という並びで検索されることが多いのですが、この2つに関係はありません。

100万円は一般カードとして設定されうる上限で、全員に付くわけではなく、実際の枠は審査で個別に決まります。年会費はゼロで固定、枠は人によって変動という関係です。「無料だから枠が小さい」わけでも、「枠が大きいと有料になる」わけでもありません。枠の考え方は限度額の記事で扱っています。

これから作るなら、入会特典の条件も先に見ておくと取り逃がしがありません。年会費がゼロなので、特典のポイントはまるごと残ります。条件は入会キャンペーンの記事にまとめました。現在の内容は楽天カードの公式サイトで確認できます。

よくある質問

年会費はいつ請求されますか?

請求されません。「初年度無料」ではなく永年無料なので、何年使っても年会費という項目自体が明細に出ません。利用額や利用回数の条件もないため、まったく使わない年があっても請求は発生しません。

Mastercardを選ぶと年会費はかかりますか?

かかりません。Visa・Mastercard・JCB・American Expressのどれを選んでも永年無料で、金額に差はありません。海外事務手数料も4ブランドとも一律3.63%(税込)です。ブランドで変わるのは使える店の数と優待の内容だけです。

楽天カードを解約するときに費用はかかりますか?

解約手数料はありません。ただし解約すると家族カードとETCカードも同時に使えなくなり、カードに入金した楽天Edyの残高は失効します。残高がある場合は先に使い切ってください。

家族カードの年会費はかかりますか?

無料です。家族カードの利用分にもポイントが貯まり、本会員のポイントに合流します。世帯で分かれることはありません。上位カードに切り替えた場合のみ1枚550円(税込)がかかります。

ETCカードの年会費も無料ですか?

550円(税込)がかかります。無料になる条件はありますが、ランクは毎月見直されるため、使う月が減れば無料でなくなる点に注意してください。ETCの解約は本カードを残したままでもできます。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年8月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。 公式サイト: 楽天カード

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