楽天カードの家族カードは2枚まで|上限・対象範囲・年会費・保険

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目次 16項目
  1. 発行の上限は本カード1枚につき2枚
  2. 誰が作れるか(高校生も18歳なら可)
  3. ポイントと支払いの仕組み
  4. 世帯でまとめると還元はどれだけ変わるか
  5. 家族カードの利用は会員ランクの判定に使える
  6. 家族カードと「家族それぞれが本会員」どちらがよいか
  7. 家族カードの保険
  8. 締め日・支払日と引き落としの流れ
  9. 上位カードに切り替えると家族カードは作り直しになる
  10. よくある質問
年会費 永年無料
家族カード 無料
ETCカード 550円(税込)
基本還元率 1%
ポイント 楽天ポイント
国際ブランド Visa / Mastercard / JCB / American Express
海外旅行保険 最高2,000万円(利用付帯(自動付帯なし))
発行会社 楽天カード株式会社

楽天カードの家族カードは年会費永年無料で、本カード1枚につき2枚まで発行できます。ただし上位カードに切り替えると1枚550円になり、いったん作り直しにもなります。誰が作れるのか、世帯でまとめると還元がどれだけ変わるのか、そして18歳未満の子が海外旅行で無保険になる点まで整理しました。

発行の上限は本カード1枚につき2枚

まず全体像です。

項目内容
年会費永年無料(楽天ゴールド・プレミアム会員のみ550円・税込)
対象者18歳以上の生計をともにする配偶者(内縁・同性パートナー含む)・両親・子供
発行可能枚数本カード1枚につき2枚
利用可能枠本カード会員の利用可能枠以内
デザイン・国際ブランド本カード会員と同じ
付帯保険カード盗難保険・海外旅行保険

年会費の欄には注意が必要です。無料なのはあくまで一般の楽天カード会員の場合で、本カードが楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードだと、家族カードは1枚550円(税込)かかります。

誰が作れるか(高校生も18歳なら可)

対象は18歳以上で生計をともにする配偶者・両親・子供です。このうち配偶者には内縁の相手方と同性パートナーが含まれることが公式サイトに明記されています。事実婚やパートナーシップの世帯でも、住民票の続柄などを理由に諦める必要はありません。

一方、18歳未満の子供は年齢の条件を満たさないため発行できません。また「生計をともにする」ことが条件ですが、これは同居を意味しません。公式は家族カードの使い方として「お子様の留学先・上京先での生活費に」を挙げており、仕送りで生活する下宿中・留学中の子は対象になります。対象外になるのは、就職して独立し家計を別にしている場合です。

なお高校生でも18歳を迎えていれば申し込めます。公式に「家族カードについては18歳(高校生含む)を迎えた方はお申し込み可能です」と明記があり、他社によくある「高校生を除く」という制限がありません。

発行枚数は本カード1枚につき2枚までです。「申し込み中」「発行手続き中」の本カードも枚数に含まれるため、夫婦と両親で3枚欲しいようなケースでは足りなくなります。

ポイントと支払いの仕組み

家族カードの利用分も、本カードと同じく100円につき1ポイントが貯まります(一部対象外あり)。公式サイトでは、本カードと家族カードの支出をまとめて管理できることが利点として挙げられています。家計の支出が1つの明細に集約されるので、生活費の把握はかなり楽になるはずです。

気をつけたいのは利用可能枠です。家族カードに独自の枠はなく、本カード会員の利用可能枠の内側を家族で分け合う形になります。たとえば本カードの枠が100万円なら、家族全員の利用合計で100万円です。家族それぞれが自由に使うと、本会員の大きな買い物のタイミングで枠が足りない、ということも起こりえます。支出を完全に分けたい家庭では、家族カードではなく家族それぞれが本カードを作る選択肢も比較する価値があります。

世帯でまとめると還元はどれだけ変わるか

家族カードの実用的な価値は、世帯の支払いを1枚のカード経済圏に集約できることです。楽天カードの基本還元率は1%なので、家族カードの利用分も同じ1%で貯まります。

ただし試算の前に、楽天カードの還元率は一律1%ではないことを知っておく必要があります。公共料金(電気・ガス・水道)と税金は500円につき1ポイント(0.2%)、保険料と携帯電話・通信費は200円につき1ポイント(0.5%)に下がります。なお公共料金の0.2%が適用されるのは、公式が社名を挙げている電力・ガス・水道会社への支払いです(還元率の記事に一覧の範囲をまとめました)。大手電力や主要な新電力、都市ガス各社は入っていますが、一覧に名前が無い事業者への支払いは1%のままなので、世帯の固定費を寄せる前に契約先を確かめておくと試算がずれません。

しかも公式は家族カードの便利な使い方として「携帯電話の料金お支払いに」を挙げています。家族カードに寄せたくなる支出ほど、低還元の区分に当たりやすいという構造です。

内訳を分けて計算します。配偶者がこれまで現金や別々のカードで月8万円を支払っていたとして、その内訳が「日常の買い物6万円+携帯料金2万円」だった場合です。

内訳月額還元率年間ポイント
日常の買い物6万円1%7,200
携帯料金2万円0.5%1,200
合計8万円8,400

全額が1%だと仮定すると年9,600ポイントですが、携帯料金を含むと8,400ポイントです。差は1,200ポイント。本会員の支払いと合算されて同じ楽天ポイント口座に貯まるため、家族バラバラで貯めるより、ポイントを使うときの「少しずつで使い切れない」問題も起きにくくなります。年会費が無料である以上、この上乗せはそのまま世帯の得になります。まとまった楽天ポイントは、楽天市場での買い物はもちろん、楽天ペイで街の支払いに充てたり、公共料金や携帯料金に回したりと出口が広いので、世帯で貯めた分を無駄なく使い切りやすいのも実用的な利点です。

支払いは本会員の口座からまとめて引き落とされ、明細も1つに集約されます。誰が何に使ったかを1画面で把握できるので、家計管理の手間が減るのも見落とされがちな利点です。

家族カードの利用は会員ランクの判定に使える

還元率が同じ1%であることに加えて、もうひとつ見落とされやすい効果があります。家族カードの利用が、楽天PointClubの会員ランク判定の対象になることです。

楽天PointClubのランクは、過去6ヶ月のポイント獲得数と獲得回数で決まります。条件は次のとおりです。

ランク条件(過去6ヶ月)
シルバー200ポイント以上・2回以上
ゴールド700ポイント以上・7回以上
プラチナ2,000ポイント以上・15回以上
ダイヤモンド4,000ポイント以上・30回以上・楽天カード保有

ここで効いてくるのが、家族カードの利用分も判定に含められる点です。ただし条件があり、ランク判定の時点で家族カードを楽天e-NAVIに登録している必要があります。登録していないと使った分が反映されないので、発行したら早めに登録を済ませておきましょう。

数字で見てみます。プラチナに必要なのは6ヶ月で2,000ポイント。還元率1%なら6ヶ月で20万円、単独だと月3.3万円ほどを使う必要があります。ここに家族カードが加わると分担できます。本会員が月2万円、配偶者が家族カードで月1.5万円なら、合わせて月3.5万円。6ヶ月で21万円となり、1%で2,100ポイントに達してプラチナの条件を満たします。

獲得回数の条件も世帯で寄せると楽になります。6ヶ月で15回、つまり月2〜3回の獲得が必要ですが、2人で使えば片方が月1〜2回でも足ります。家族カードは還元率を上げるものではありませんが、ランク判定の分母を増やす手段として働きます

ランクが上がると何が得なのかも確認しておきましょう。分かりやすいのはETCカードで、楽天カードのETCカードは年会費550円(税込)ですが、ダイヤモンド・プラチナなら無料になります。世帯の支払いを家族カードに寄せておけば、この条件に届きやすくなります。ただし判定されるのは年に1回、ETCカードの年会費請求月のランクだけなので、その月にプラチナであることが必要です。なお家族カードにETCカードを付帯することはできません。ETCカードを持てるのは本会員のカードだけで、家族それぞれに持たせたい場合は各自が本会員として楽天カードを作ることになります。判定の仕組みはETCカードの記事にまとめました。

なお、ランクアップの対象になるのは楽天市場・楽天カードの利用・楽天銀行・楽天トラベル・楽天ペイなど、対象サービスで獲得したポイントに限られます。楽天カードの利用は対象ですが、キャッシングは除かれます。

家族カードと「家族それぞれが本会員」どちらがよいか

家族で楽天カードを使う方法は、家族カードを持たせる以外に、家族それぞれが自分名義の本カードを作る手もあります。どちらが向くかは、利用可能枠とポイントの貯め方で変わります。

項目家族カード家族それぞれが本会員
年会費永年無料それぞれ永年無料
利用可能枠本会員の枠を共有それぞれ独立した枠
ポイント本会員の口座にまとめて貯まるそれぞれ別々に貯まる
明細管理1つにまとまる別々
審査原則、本会員の与信で発行それぞれ審査あり

世帯でポイントを1つにまとめたい、明細を集約して家計を見やすくしたいなら家族カードが向きます。一方、大きな買い物が重なって枠が足りなくなりそうな家庭や、支出を完全に分けて管理したい場合は、家族それぞれが本会員になるほうが無理がありません。家族それぞれが本会員になっても年会費は無料なので、迷ったら「ポイントを合算したいか、枠と管理を分けたいか」で選んでください。どちらも維持費はかからないので、後から見直す前提で決めて構いません。申し込みの条件は楽天カードの公式サイトで確認できます。

家族カードの保険

家族カードにもカード盗難保険と海外旅行保険が付帯します。ここで重要なのは、海外旅行保険が利用付帯である点です。家族カード保有者が補償を受けるには、本カード会員が家族の分もまとめて旅行代金を支払うなど、利用条件を満たす決済が必要になります。何が条件を満たすのか(パックツアーは対象、航空券のみは対象外など)は楽天カードの海外旅行保険の解説記事で詳しくまとめています。

逆に言えば、家族カードを持っていれば夫婦それぞれが保険の対象になりえます。年会費無料で発行できるので、海外旅行の予定がある世帯では保険目的だけでも作っておく意味があります。

ただし子連れの家族旅行では注意が必要です。 楽天カードの海外旅行保険に家族特約はなく、補償されるのはカードを持っている本人だけです。公式にも公式は、楽天カード保有者が自分のカードでカード未保有の子の旅行代金を支払った場合について「お子様はカードをお持ちでないため保険適用対象外です」としています。家族カードは18歳以上しか作れないため、18歳未満の子は家族旅行で無保険になります

旅行者補償の対象
本会員対象(自分のカードで自分の旅行代金を払った場合)
家族カード会員(18歳以上)対象
18歳未満の子対象外(家族カードを作れないため)

子どもを連れて行くなら、その分は別途の海外旅行保険に入る必要があります。もうひとつ、本会員自身の適用条件も気づかれにくいところです。公式は「保有者も適用になるには、保有者がご自身のカードで海外旅行代金のお支払いをすることが必須」と明記しています。家族の分だけ払って自分の分を払っていないと、本会員が対象外になります。

なお楽天カードの海外旅行保険では携行品損害が補償の対象外です。補償を厚くしたい場合は、家族カードの保険だけに頼らず別途の保険と組み合わせて考えてください。

締め日・支払日と引き落としの流れ

家族カードの利用分は、本会員のカードと同じ締め日・支払日で処理され、本会員の口座からまとめて引き落とされます。楽天カードの締め日は毎月月末で、支払いは翌月27日(金融機関休業日の場合は翌営業日)です。ただし楽天市場・楽天ペイ・楽天トラベルの利用分は毎月25日締めで扱われ、26日から月末までの利用は翌々月27日の請求に回ります。

つまり、家族が家族カードで使った分も、この本会員のサイクルに合流します。家族それぞれに請求が来るわけではなく、1つの明細・1つの引き落としにまとまるので、支払い管理はシンプルです。反面、引き落とし口座は本会員のものになるため、生活費の負担割合を家庭内で分けている場合は、精算の仕組みを別に決めておくと後々もめずに済みます。締め日・支払日そのものの詳しい仕組みは締め日・支払日の解説記事にまとめています。

上位カードに切り替えると家族カードは作り直しになる

盲点になりやすいのが、本カードを上位カードへ切り替えたときの家族カードの扱いです。年会費が有料になるだけでなく、いったん使えなくなります

公式の案内では、切り替えの際に旧カードに付帯する家族カードは使えなくなり、楽天e-NAVIで新しいカードを選んで再申し込みが必要です。自動では引き継がれません。配偶者が家族カードを日常の支払いに使っている場合、切り替えのタイミングで一時的に決済できなくなる可能性があります。

そのうえで年会費も変わります。一般の楽天カードなら家族カードは永年無料ですが、本カードが楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードになると1枚550円(税込)かかります。

家族カードを2枚発行していれば、上位カードへの切り替えで年1,100円が新たに発生します。上位カードの年会費だけを見て「還元や特典で元が取れる」と判断しても、家族カード分を足すと計算が変わることがあります。上位カードを検討するときは、本会員の年会費と家族カードの年会費を合わせて、損益分岐点の記事のように世帯の利用額で元が取れるかを見ておくと安心です。本体を含めた無料の範囲と、かかる費用の全体像は年会費の解説記事で整理しています。

よくある質問

内縁関係や同性パートナーでも家族カードを作れますか?

作れます。公式サイトの対象者に明記されています。住民票の続柄を理由に諦める必要はありません。なお本人確認の書類や申込画面の表記は公式の案内に従ってください。

家族カードは何枚まで発行できますか?

本カード会員のカード1枚につき2枚までです。申し込み中・発行手続き中の本カードも枚数に含まれます。

楽天ゴールドカードの会員でも家族カードは無料ですか?

無料ではありません。家族カードの年会費が永年無料なのは一般の楽天カード会員で、楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカード会員の家族カードは550円(税込)です。

家族カードにも海外旅行保険は付きますか?

付帯します。ただし利用付帯のため、本カード会員が家族カード保有者の分もまとめて旅行代金を支払うなど、利用条件を満たす決済が必要です。

家族カードの利用も楽天の会員ランクに反映されますか?

反映されます。ただし判定の時点で家族カードを楽天e-NAVIに登録していることが条件で、登録が遅れるとその間の利用分は反映されません。発行したら先に登録を済ませてください。なおランクは毎月見直されるため、一度上がっても使う月が減れば下がります。

家族カードに専用の利用可能枠を設定できますか?

できません。枠を分けたいなら、家族それぞれが本会員として申し込む方法になります。年会費はどちらも無料なので、費用の面での違いはありません。なお楽天e-NAVIに表示される残額には家族の利用分も含まれるため、自分では使っていないのに減っていることがあります。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年8月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。 公式サイト: 楽天カード

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