Amazon Mastercardの還元率|4段階の仕組みを整理

目次 13項目
  1. 還元率は利用先で4段階に分かれる
  2. Amazon.co.jpでの還元率とプライム会員の差
  3. コンビニ3社では一律1.5%
  4. それ以外の支払いは1.0%
  5. 実質還元率を試算してみる
  6. プライム会員の2.0%をどう評価するか
  7. 発行までに知っておきたい条件
  8. 貯めたポイントの使い方
  9. よくある質問
年会費 永年無料
家族カード
ETCカード
基本還元率 1%
ポイント Amazonポイント
国際ブランド Mastercard
海外旅行保険 最高2,000万円(利用付帯(事前に旅費などを当該カードで決済することが前提))
発行会社 三井住友カード株式会社(Amazon.co.jpとの提携カード)

Amazon MastercardはAmazon.co.jpで1.5%(プライム会員は2.0%)、コンビニ3社で1.5%、それ以外の買い物で1.0%という段階構造の還元率です。ふるさと納税は1%、セブン-イレブンのスマホタッチ決済だけは最大7%まで跳ね上がります。「どこで何%貯まるか」を最初に一枚の表で押さえてしまえば、迷いなく使い分けられます。

還元率は利用先で4段階に分かれる

Amazon Mastercardの還元率は、支払う場所によって次のように分かれます。

利用先還元率
セブン-イレブン(スマホのMastercardタッチ決済)最大7%
Amazon.co.jp(プライム会員)2.0%
Amazon.co.jp(プライム会員以外)1.5%
セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソン1.5%
上記以外の一般的な支払い1.0%

※Amazon.co.jpのふるさと納税だけは例外で、Amazon内でも1.0%です

率の種類で数えると 7% / 2.0% / 1.5% / 1.0% の4段階です。セブン-イレブンの7%はスマホのタッチ決済で払ったときだけで、カード本体では1.5%どまりになります。さらにこの7%は、使っているスマートフォンによって条件を満たせないことがあります。条件はコンビニ還元率の記事で詳しく扱っています。

Amazon.co.jpの1.5%が広く宣伝されますが、どこで使っても付く基本の還元率は1.0%で、Amazon.co.jpと主要コンビニだけ1.5%に上がる段階構造だと理解しておくのが正確です。名前のとおりAmazon.co.jpでの買い物に最も強く、コンビニがそれに次ぎ、それ以外は一般的なカードと同じ1.0%という設計です。

Amazon.co.jpでの還元率とプライム会員の差

このカードの主役はAmazon.co.jpでの1.5%(プライム会員2.0%)です。プライム会員かどうかで0.5%の差がつきますが、この差が効くのはAmazon.co.jpでの買い物に限られます。コンビニやその他の店舗での還元率は、プライム会員でもそうでなくても変わりません。

0.5%の差を金額で見てみます。Amazon.co.jpでの年間の買い物が10万円なら、プライム会員(2.0%)は年2,000ポイント、非会員(1.5%)は年1,500ポイントで、差は年500ポイントです。20万円使えば差は年1,000ポイントに広がります。プライム会員の年会費と直接比べる話ではありませんが、Amazonでの買い物が多いほどこの0.5%は効いてくる、という関係になっています。

注意したいのは、Amazon.co.jp経由でもふるさと納税の寄付は1%どまりという点です。Amazonでの買い物だからといって、すべてが1.5%〜2.0%になるわけではありません。

コンビニ3社では一律1.5%

全国のセブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンでは、200円(税込)ごとに1.5%が貯まります。Amazon.co.jpの基本ラインと同じ水準がコンビニでも出るのは、このカードの隠れた強みです。

セブン-イレブンに限っては、支払い方によってさらに上乗せがあります。コンビニでの使い方は条件が細かいため、コンビニ還元率の記事にまとめました。対象になる決済方法、ファミリーマート・ローソンとの差、7%を取りこぼさない手順はそちらで扱っています。

それ以外の支払いは1.0%

Amazon.co.jpとコンビニ3社を除いた一般的な支払いは、還元率1.0%です。スーパー、飲食店、ドラッグストア、電子マネー「iD」やタッチ決済での支払いなど、日常のほとんどの決済がこの区分に入ります。年会費が永年無料のカードとしては標準的な1.0%が確保されているので、「Amazon用に持っているが、他の店でもそのまま使える」というのが実際の立ち位置です。

つまりこのカードは、Amazonとコンビニで平均以上に貯まり、それ以外では平均的、という性格です。すべての支払いを高還元にしたいなら別のカードとの使い分けが要りますが、1枚で完結させたい人にとっては「特化と汎用のバランスが取れた1枚」と言えます。

この1.0%という基礎の値は、年会費無料カードとしては標準的です。どこで使っても1.2%のカードもあるため、還元率だけを見れば最上位ではありません。ただし年会費が永年無料である以上、貯まったポイントはそのまま手取りになります。年間60万円を一般の加盟店で使えば6,000円相当で、維持費で目減りすることはありません。

見落としやすいのが、Amazonでの買い物とそれ以外の比率です。Amazonの利用が年に数回という人にとって、このカードは実質1.0%のカードになります。カード名からAmazon専用と考えがちですが、判断すべきは「Amazonで年間いくら使うか」です。そこが小さいなら、基礎の1.0%を他社の1.2%と比べる話に変わります。

実質還元率を試算してみる

利用先が分かれる分、実際に自分が何%で回っているのかは見えにくくなります。仮に、月の支払いをAmazon.co.jp 2万円・コンビニ1万円・その他5万円で組み立てている人(プライム会員)を試算してみます。

利用先月額還元率月間ポイント
Amazon.co.jp20,000円2.0%400pt
コンビニ10,000円1.5%150pt
その他50,000円1.0%500pt
合計80,000円実質約1.31%1,050pt

月8万円の支払いで実質約1.31%、年間にすると約12,600ポイントです。Amazonとコンビニの比率が高い人ほど、この実質値は1.0%から上振れします。逆に、支払いの大半がAmazon・コンビニ以外に集中している人は、実質は1.0%に近づきます。自分の支出の内訳を上の表に当てはめてみると、このカードが自分にとって何%のカードなのかがはっきりします。

プライム会員の2.0%をどう評価するか

このカードで最も高い還元率が出るのは、プライム会員がAmazon.co.jpで買い物をしたときの2.0%です。非会員は1.5%なので、差は0.5%。

金額に直すと分かりやすくなります。

Amazonでの年間利用額非会員(1.5%)プライム会員(2.0%)
5万円750円相当1,000円相当250円
15万円2,250円相当3,000円相当750円
30万円4,500円相当6,000円相当1,500円

この0.5%だけを理由にプライムへ入る判断にはなりにくい水準です。年間30万円をAmazonで使ってようやく1,500円相当の差なので、プライム会費と直接比べる話ではありません。配送や動画といった本来の特典に価値を感じるかで決めて、カードの還元はその上乗せと考えるほうが実態に合います。

逆に、すでにプライム会員ならこの0.5%は自動で乗ります。追加の手続きも登録も要らないので、Amazonをよく使う会員にとっては取りこぼしのない上積みです。

なお前述のふるさと納税は、プライム会員になっても1%のままです。この区分にはプライムの0.5%が乗らないので、年30万円のAmazon利用のうち10万円が寄付なら、上積みは1,500円相当ではなく1,000円相当になります。年間の還元額を見積もるときは、寄付額を先に差し引いてから計算してください。

発行までに知っておきたい条件

還元を受ける前提として、カードの受け取りまわりにいくつか条件があります。

このカードは即時発行に対応していますが、条件が細かく決まっています。受付時間は日本時間の9:00から19:00までで、審査は最短5分。ただし利用できるのは対象金融機関でオンライン口座設定をした場合のみです。対象は三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行などで、それ以外の口座を使う場合は通常の発行になります。「今日のセールに間に合わせたい」という動機で申し込むなら、この条件を先に確認してください。

家族カードは本会員と同時に申し込むことができません。カードが届いてからの追加申込になるため、世帯で使う予定があるなら二段階になると考えておきましょう。

もうひとつ、公式に注記されているのが受け取りの扱いです。カードを受け取らずに返送されると、一定期間の経過後に解約になります。長期の不在で受け取れないタイミングでの申し込みは避けたほうが無難です。

なお、カードの管理は三井住友カードの会員サイト「Vpass」で行います。公式には「三井住友カードのVpass (ブイパス)を通して明細のご確認ができます」と案内されています。貯まるポイントはAmazonアカウント側に加算されるため、明細とポイントで見る場所が分かれる点は最初に知っておくと迷いません。

還元率だけで比べるとAmazonでの数字に目が行きますが、このカードは日常の1.0%が土台にあるからこそAmazonの1.5〜2.0%が上乗せとして生きます。Amazonでしか使わない前提なら、貯まる総額は思ったより伸びません。

貯めたポイントの使い方

貯まるのはAmazonポイントで、Amazon.co.jpでの買い物にそのまま充当できます。ポイントは申し込みに使ったAmazonアカウントへ、正式発行の翌日までに自動で加算されるため、交換や移行の手続きはいりません。

この「出口の分かりやすさ」はAmazonをよく使う人にとって明確な利点です。交換や移行の手続きが要らないぶん、ポイントの使い道に迷いません。一方で、Amazon.co.jpでの買い物以外にポイントを回したい場合の自由度は高くないため、そもそもAmazonでの支払いが生活に組み込まれている人向けのカードだと言えます。

よくある質問

Amazon Mastercardの基本の還元率は何%ですか?

Amazon.co.jpでの買い物が1.5%(プライム会員は2.0%)、それ以外の一般的な買い物が1.0%です。どこで使っても付く基本の還元率は1.0%で、Amazon.co.jpと主要コンビニでは1.5%に上がる段階構造になっています。

プライム会員だと還元率はどう変わりますか?

Amazon.co.jpでの買い物だけが1.5%から2.0%に上がります。コンビニやその他の店舗での還元率(1.5%・1.0%)はプライム会員かどうかで変わりません。プライム会員特典が効くのはAmazon.co.jpでの買い物に限られます。

セブン-イレブンの7%は三井住友カード(NL)と同じですか?

数字と条件(スマホのタッチ決済限定)は同じですが、対象範囲が違います。Amazon Mastercardの7%はセブン-イレブンのみで、三井住友カード(NL)は対象のコンビニ・飲食店が幅広く対象です。一方でそれ以外の支払いはAmazon Mastercardが1.0%、三井住友カード(NL)が0.5%なので、日常の大半を占める部分ではAmazon Mastercardが上回ります。もうひとつの違いがブランドで、三井住友カード(NL)はVisaも選べるのに対し、Amazon MastercardはMastercard固定です。Androidでスマホのタッチ決済を使う場合、この差が効いてきます。

貯まったポイントはどう使いますか?

出口はAmazon.co.jpでの買い物に絞られます。交換や移行の手続きが要らないのは楽な一方、Amazonをあまり使わない時期が続くとポイントが動かないということでもあります。他社ポイントやマイルへ逃がす選択肢がないので、Amazonでの支出が細っている人は、貯まる速さではなく使い切れるかどうかで判断してください。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年8月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。