楽天カードの解約|手順と、ポイントを失わないための注意点

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目次 20項目
  1. 解約しても費用はかからない
  2. 「解約」と「退会」は別物
  3. 解約前に確認する5つのこと
  4. リボ・分割の残高はどうなるか
  5. 解約したのに請求が来るのはなぜか
  6. 解約の手順
  7. ETCカードや家族カードだけをやめたいとき
  8. 解約より「切り替え」が向くケース
  9. 解約後にもう一度作れるか
  10. 使わないカードは無理に解約しなくてよい
  11. 楽天経済圏への影響も考える
  12. よくある質問
年会費 永年無料
家族カード 無料
ETCカード 550円(税込)
基本還元率 1%
ポイント 楽天ポイント
国際ブランド Visa / Mastercard / JCB / American Express
海外旅行保険 最高2,000万円(利用付帯(自動付帯なし))
発行会社 楽天カード株式会社

楽天カードは年会費が永年無料なので、解約そのものに費用はかかりません。ただし解約で気をつけたいのはお金ではなく、「カードの解約」と「楽天会員の退会」を混同してポイントを失うこと、そして継続的な支払いや残高の扱いです。損をせず解約するために、事前に確認すべきこと、リボ・分割残高の扱い、手順、そして解約より切り替えが向くケースまで整理します。「解約」と「退会」の違いを先に理解しておくだけで、ポイントを失う失敗のほとんどは避けられます。

解約しても費用はかからない

まず安心してよいのは、楽天カード(一般カード)の解約に費用がかからないことです。年会費が永年無料なので維持コストがなく、解約金や違約金という仕組みもありません。ただし楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードは事情が違います。年会費は契約月に発生して2か月後に請求されるため、契約月を過ぎてから解約しても年会費がかかります(後述)。「使わなくなったカードを持っていると損をするのでは」という心配は不要で、解約を急ぐ金銭的な理由は基本的にありません。

とはいえ、解約には後戻りしにくい手続きも含まれます。次に挙げる注意点を確認してから進めてください。

「解約」と「退会」は別物

もっとも誤解が多いのがここです。「カードの解約」と「楽天会員の退会」はまったく別の手続きです。カードを解約するだけなら、それは楽天会員をやめることとは異なるため、貯めた通常の楽天ポイントは失効せず、引き続き楽天市場など楽天グループのサービスで使えます

反対に、楽天会員をやめる手続きまで進めると、貯めたポイントも一緒に消えます。「カードを解約したらポイントも消えるのでは」と不安になりがちですが、消えるのは会員を退会したときです。カードだけ解約するのか、楽天会員もやめるのか。自分がどちらをしようとしているのかを、手続き前にはっきりさせておきましょう。ポイントの使い道は入会キャンペーンの解説記事でも触れているとおり幅広く、解約後も通常ポイントは無駄になりません。

なお、期間限定ポイントは有効期限が短いため、期限が近いものは解約前に使い切っておくと確実です。

解約前に確認する5つのこと

解約でつまずかないために、次の5点を先にチェックしておきます。

公式が「解約前にご確認ください」として挙げているのは次の5点です。

  1. リボ・分割の残高。解約後もこれまで通り請求され、一括請求にはなりません。支払コースを自分で見直せるのは解約前までで、以降は電話が必要になります(後述)
  2. 継続的な支払いの付け替え。電話・通信費・サブスク・公共料金などをこのカードで払っているなら、解約前に別のカードへ変更しておく
  3. 楽天Edyの残高を使い切る。Edy機能付きカードの場合、残高を残したまま破棄すると戻ってきません
  4. 付帯カードの扱い。本カードをやめると、ひもづくカードもまとめて止まります(片方だけやめたい場合は後述)
  5. 年会費の請求時期を確認する

Edyの残高は破棄後に返金されない

3つめは現金が消える話なので、独立して書いておきます。公式は「万が一、カード破棄後に楽天Edyの返金申し出があった場合にはご対応いたしかねます」と明記しています。

順序も決まっています。Edyオートチャージを設定しているなら、先に解除してから残高を使い切ってください。解除しないまま使い切ろうとしても、オートチャージで補充されて終わりません。また解約手続き以降にEdyで支払った金額は、楽天Edyご利用ポイントの進呈対象外になります。

上位カードは解約しても年会費がかかる場合がある

5つめは、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを持っている人向けです。公式には「楽天カードの年会費は、ご契約された月に発生し、2ヶ月後に請求されます。ご契約月以降に解約された場合、年会費のお支払いが必要となります」とあります。

つまり契約月を過ぎてから解約しても、その年の年会費は請求されます。しかも「年会費をお支払い後の解約の場合、返金はできません」とされており、公式自身が「次年度の年会費請求までカードのご利用をおすすめします」と案内しています。年会費が理由で解約するなら、次の請求が来る前のタイミングを狙うことになります。

一般カードは年会費が永年無料なので、この項目は関係ありません。

とくに継続決済の付け替えは見落としやすく、解約後にサブスクや携帯料金が決済エラーになるトラブルにつながります。何をこのカードで払っているかを、明細でひととおり洗い出しておくと安心です。家族カードの発行枚数や利用可能枠の共有については家族カードの解説記事を参照してください。

リボ・分割の残高はどうなるか

支払残高が残っていても解約はできますが、残高が消えるわけではありません。リボ払いの残高はこれまでどおりリボルビング払いで、分割払いの残高も同様に、引き続き請求されます。支払いが完済した時点での解約という扱いになります。

注意したいのは、解約後は楽天e-NAVIでリボの支払コースを変更できなくなることです。解約前にリボの毎月の支払額を調整したい場合は、先に変更しておくか、解約後に必要が生じたら楽天カードコンタクトセンターに連絡します。解約前には、支払いが完了していない利用分がないかを利用明細で必ず確認しておきましょう。

解約したのに請求が来るのはなぜか

解約の翌月や翌々月に請求が届いて驚く人がいますが、これは異常ではありません。締め日と支払日のサイクルを踏まえれば、むしろ当然の動きです。

楽天カードの締め日は毎月月末で、支払日は翌月27日(金融機関休業日の場合は翌営業日)。ただし楽天市場・楽天ペイ・楽天トラベルだけは締め日が5日早く、月末近くに使った分は請求が1か月うしろにずれます。

利用したサービス締め日支払日
通常の店舗・ネット決済毎月月末翌月27日
楽天市場・楽天ペイ・楽天トラベル毎月25日翌月27日
同上(26日〜月末の利用分)翌月25日翌々月27日

たとえば7月20日に解約したとしても、7月分の利用は7月末締め・8月27日払いです。さらに解約直前の7月26日から月末に楽天市場で買い物をしていれば、その分は9月27日の請求になります。解約から2か月近く請求が続くことは、仕組みのうえでふつうに起こります

ここで大事なのは、引き落とし口座を解約と同時に閉じないことです。請求が残っている状態で口座を解約すると引き落としができず、延滞の扱いになりかねません。カードの解約手続きと、口座や明細まわりの整理は切り離して考えてください。締め日と支払日の詳しい仕組みは締め日・支払日の解説記事にまとめています。

あわせて、解約前に利用明細を確認して、必要なものは手元に保存しておくと安心です。医療費控除や経費精算で過去の明細が要る場合、解約後に取り出そうとして困るより、先に手を打っておくほうのが確実な進め方です。

解約の手順

解約の具体的な手続き方法(電話・チャット・Webのどれで行うか)は、楽天カードの解約案内ページ本文に記載がなく、当サイトでは確認できていません。公式サイトの案内に従って進めてください。手元にカード番号や会員情報を用意しておくと手続きがスムーズです。前述のとおり、継続決済の付け替えと支払残高の確認を済ませてから連絡する順序をおすすめします。

解約が完了すると、そのカードとひもづくETCカード・家族カードも使えなくなります。作り直したくなったときの扱いは、後述の「解約後にもう一度作れるか」で整理します。

解約の手続き自体は難しくありませんが、順番を間違えると手戻りが出ます。おすすめは「継続決済の付け替え → 支払残高と期間限定ポイントの確認 → 解約手続き」という流れです。とくに継続決済を先に移しておかないと、解約後に引き落としができず、サービス側で延滞や利用停止が起きることがあります。急いで解約ボタンにたどり着くより、先に身の回りの支払いを整えるほうが、結果的にトラブルなく済みます。

ETCカードや家族カードだけをやめたいとき

「本カードは残したいが、付帯のカードだけ整理したい」という相談は少なくありません。本カードを解約すればETCカードも家族カードも一緒に使えなくなりますが、逆にETCカードや家族カードだけをやめることもできます。

このニーズが出やすいのはETCカードです。年会費550円(税込)がかかる一方、楽天PointClubの会員ランクによっては無料になります。車に乗る頻度が落ちてETCをほとんど使っていないなら、本カードを残したままETCカードだけ解約する手があります。無料になる条件や、解約したあとの請求の扱いはETCカードの解説記事にまとめました。

解約前に一度、金額で確かめておくとよい点があります。ETCカードの年会費550円は、楽天カードで年55,000円使えば還元(1%)で相殺できる金額です。高速道路の利用そのものも1%還元の対象なので、年間5万5千円ぶんの決済があるなら、550円のために解約する必要はありません。逆に年に数回しか高速に乗らないなら、解約して必要なときだけ現金やスマホ決済で払うほうが手元に残ります。

一方の家族カードは年会費が永年無料なので、コストを理由に解約する必要はありません(楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードの会員の場合のみ550円・税込)。発行枚数は本カード1枚につき2枚までなので、枠を空けるために解約する場面はありうるものの、使っていないから急いで解約する、という判断にはなりにくいはずです。家族カードは利用可能枠を本会員と共有する点だけ、あらためて家族カードの解説記事で確認しておくと迷いません。

なお、楽天カードを2枚持っていて片方だけをやめたい場合も、本カードごとの解約になります。2枚目の使い分けについては2枚目の解説記事で扱っているので、解約する前に役割を整理してみてください。

解約より「切り替え」が向くケース

解約を考えたきっかけが「年会費」なら、そもそも一般カードは無料なので、解約する金銭的な必要はありません。逆に、ゴールドやプレミアムなどの上位カードの年会費が負担で解約を検討しているなら、解約ではなく一般カードへの切り替え(ダウングレード)という選択肢もあります。カード自体を手放さずに年会費だけをなくせるため、楽天ポイントや楽天経済圏との付き合いを続けたい人には現実的です。

ただし手続きの入口が他の切り替えとは違います。公式は、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードから楽天カードへの切り替えだけを別扱いにして、チャットサポートへの問い合わせに案内しています。ほかの券種の切り替えのようにWebの申込画面で完結するわけではないので、その点だけ見込んでおいてください。切り替えで何が引き継がれ、何が再手続きになるかはゴールドへの切り替えの記事にまとめています。

年会費の考え方や、無料で持ち続けられることの意味は年会費の解説記事で詳しく扱っています。使わないカードでも、年会費無料なら持っているだけで損はしないため、「解約」と「そのまま保有」「切り替え」を並べて考えると、自分に合った選択が見えてきます。

解約後にもう一度作れるか

いったん解約したあとで、また楽天カードが必要になることもあります。その場合は、あらためて新規申し込みと審査が必要です。以前の会員番号や利用状況がそのまま復活するわけではなく、まっさらな新規契約として扱われると考えておきましょう。

気をつけたいのは入会キャンペーンです。公式は「過去にカード発行されたことのある方は、解約後の再度入会時、新規入会特典のポイント付与対象外となります」と言い切っています。「解約してすぐ作り直せばキャンペーンをもう一度もらえる」という立ち回りは成立しません。解約と再申込を繰り返すより、必要なら保有し続けるほうが得です。

使わないカードは無理に解約しなくてよい

「最近使っていないから解約しよう」と考える人は多いですが、楽天カードは年会費が永年無料なので、使わずに持っているだけでは損は発生しません。維持コストがゼロである以上、解約を焦る必要はないというのが基本の考え方です。

むしろ、対象の店やネット通販でだけ使う「2枚目・使い分けの一枚」として残しておく価値もあります。一方で、発行会社をまたいでほとんど使わないカードを何枚も持っていると、不正利用に気づきにくい、利用可能枠を無駄に抱えるといった面はあります。ただし枠の話は、楽天カードを2枚持っている場合には当てはまりません。公式は「ご利用可能枠は1枚目と2枚目カードで共通の利用枠となります」「各カードのご利用可能枠の合算ではございません」としていて、2枚のうち枠の大きい方がそのまま総利用可能枠になるからです。楽天カードを1枚減らしても、抱えている枠が減るわけではありません。管理しきれないカードを整理する目的での解約は合理的です。要は「維持費がかからないこと」と「管理のしやすさ」を天秤にかけて決めればよく、使っていないという理由だけで急いで解約する必要はありません。

楽天経済圏への影響も考える

楽天カードを解約すると、楽天市場での買い物での上乗せ(SPUの楽天カード特典分)は受けられなくなります。楽天市場を日常的に使っている人にとっては、この上乗せがなくなる影響のほうが、解約で得られるものより大きいこともあります。解約する前に、自分が楽天市場や楽天ペイをどれだけ使っているかを一度振り返ってみるとよいでしょう。よく使っているなら、無料で持てる以上、解約せず保有し続けるほうが得な場合が多いはずです。

なお、楽天銀行や楽天証券といった他の楽天サービスは、カードとは別の契約です。カードを解約しても、これらのサービスや貯めた通常ポイントがなくなるわけではありません。ただし、カードの引き落としに楽天銀行口座を使っている場合など、サービス間の設定が絡むこともあるため、解約前に自分の使っているサービスのつながりを確認しておくと安心です。

よくある質問

楽天カードを解約すると貯めた楽天ポイントは失効しますか?

カードを解約するだけなら、通常の楽天ポイントは失効せず、引き続き楽天市場など楽天グループのサービスで使えます。カードの解約は楽天会員の退会とは別だからです。ただし楽天会員そのものを退会するとポイントは失効します。期限の近い期間限定ポイントは、解約前に使い切っておくのが安全です。

解約に費用や解約金はかかりますか?

かかりません。楽天カード(一般カード)は年会費が永年無料で、解約金という概念自体がありません。ただし、リボや分割の支払残高がある場合は、解約後も引き続き請求されます。

リボ払いや分割払いの残高が残っていても解約できますか?

残高がある場合は、これまでどおりリボ・分割で請求が続き、支払いが完済した時点での解約となります。解約後は楽天e-NAVIでリボのコース変更ができなくなるため、変更が必要なときは楽天カードコンタクトセンターに連絡します。

解約するとETCカードや家族カードはどうなりますか?

本カードを解約すると、そのカードに紐づくETCカードや家族カードも一緒に使えなくなります。これらで継続的な支払いをしている場合は、解約前に別のカードへ支払い方法を変更しておく必要があります。

解約したのに請求が来るのはなぜですか?

締め日と支払日のサイクルによるものです。楽天カードは毎月月末締めの翌月27日払い(楽天市場・楽天ペイ・楽天トラベルは25日締め)で、25日締め分の26日から月末までの利用分は翌々月27日の請求になります。そのため解約から2か月近く請求が続くことがあります。さらに公式は、加盟店からの利用情報の到着が遅れると請求月が翌々月以降になる場合があるとしており、定期購読・公共料金・楽天ETCカード・ガソリンスタンドなどが遅れやすい利用先として挙げられています。請求が残っている間は引き落とし口座を閉じないでください。

ETCカードだけを解約することはできますか?

できます。本カードを残したままETCカードだけをやめられます。逆に本カードを解約すると、付帯しているETCカードと家族カードも自動的に同時解約になります。ETCカードの年会費や無料になる条件はETCカードの解説記事にまとめています。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年8月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。 公式サイト: 楽天カード

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