エポスカードの海外キャッシング|1,206円は40日の場合

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エポスカードの海外キャッシングで5万円分を引き出したときの費用を、公式サイトは1,206円と示しています。ただしこれは40日後に支払う場合の金額で、利用はすべて1回払い、返済までの日数は28日から61日まで動きます。同じ5万円で費用がいくらになるのか、両替と比べる分かれ目はどこかを試算しました。

目次 9項目
  1. 公式の「どこの国でも1,206円」は、5万円を40日後に払う場合の金額
  2. 同じ5万円でも、910円から1,724円まで動く
  3. 何%で両替できるなら、キャッシングより安くなるか
  4. 繰り上げて返すなら、返す場所で手順が変わる
  5. 換算レートは、カードを使った日のものではない
  6. 出発前に確かめておく4つ
  7. 現地での使い方は単純でも、枠とは別の上限がある
  8. 両替を選んだほうがいい場面
  9. よくある質問
年会費 永年無料
家族カード —
ETCカード 無料
基本還元率 0.5%
ポイント エポスポイント
国際ブランド Visa
海外旅行保険 最高3,000万円(利用付帯(出発前の届出・手続き不要))
発行会社 株式会社エポスカード

公式の「どこの国でも1,206円」は、5万円を40日後に払う場合の金額

公式サイトの海外キャッシングのページには、両替との比較表が載っています。前提は現地通貨を日本円で5万円分用意する場合で、キャッシング側は「どこの国でも1,206円(利息986円+海外ATM手数料220円)」。そこに「40日後がお支払いの場合」という注記が添えられています。

比べられている両替側の金額は、行き先によって違います。

行き先空港等で両替した場合算出に使われた両替手数料率
台湾(台湾ドル)3,817円7.6%
韓国(ウォン)5,594円11%
タイ(バーツ)4,790円9.3%
オーストラリア(豪ドル)5,374円10.8%

この率は2024年7月15日時点のもので、公式サイトも為替レートにより手数料率は変動すると断っています。台湾なら3,817円から1,206円を引いて2,611円お得、という計算も併記されています。

費用の中身は単純です。公式サイトが挙げているのは利息(実質年率18.0%)と海外ATM手数料(利用金額1万円以下は110円、1万円超は220円、いずれも税込)の2つ。海外でカード決済をすると上乗せされる海外事務処理費3.85%は、海外ATMでのキャッシングでは発生しないと公式サイトのよくあるご質問が書いています。引き出した額に乗るのは利息とATM手数料だけなので、両替手数料の率と同じものさしに載せられます。利息の式は会員規約の第12条[4]にあるとおり、元金残高×18.0%×元金据置日数÷365日(うるう年は366日)です。5万円を40日ぶん当てはめると986円になり、公式の内訳と一致します。つまり1,206円という数字は、40日という日数があってはじめて出てきます。

同じ5万円でも、910円から1,724円まで動く

海外キャッシングは利用がすべて1回払いになり、その月の支払いに合算されると公式サイトは案内しています。そして1回払いの返済期間は、貸付条件表に28日から61日(赤いカードは22日から57日)と書かれています。借りた日が利用締切日のどちら側に来るかで、支払日までの据置日数がここまで開くからです。

先ほどの式に、日数だけを入れ替えてみます。

返済までの日数利息海外ATM手数料合計
28日(最短)690円220円910円
40日(公式の例)986円220円1,206円
61日(最長)1,504円220円1,724円

同じ5万円でも、締切日との位置関係だけで814円ちがうことになります。この計算が公式の考え方と同じであることは、別の数字でも確かめられます。貸付条件表は1回払いの例として「10万円をご利用いただくと、30日後のお支払いは101,479円」と書いており、同じ式で出した利息1,479円とぴったり重なります。

締切日と支払日の決まり方や、借りた日で利息が変わる仕組みは、国内の利用でも同じです。海外で違うのは、日付を選ぶ余地がほとんどない点にあります。現金が必要になる場面のほうが先に来るので、締切日の直前まで待ってから引き出す、という調整ができません。

何%で両替できるなら、キャッシングより安くなるか

ここまでの費用を、引き出す額に対する率に直します。両替手数料と同じものさしに載せるためです。5万円を引き出す場合、キャッシングの費用と釣り合う両替手数料率はこうなります。

返済までの日数キャッシングの費用釣り合う両替手数料率
28日910円1.82%
40日1,206円2.41%
61日1,724円3.45%

公式サイトが比較に使った両替手数料の率は7.6%から11%でした。その水準の窓口しか選べないのであれば、キャッシングのほうが安く収まります。ただし2%前後で両替できる当てがあるなら、61日側に転んだときは順番が入れ替わります。公式サイト自身も、国や為替レートにより海外キャッシングの利用料が両替手数料を上回る場合があると注記しています。

引き出す額でも率は動きます。ATM手数料は1件あたりの固定額なので、少額ほど重くのしかかるためです。40日の条件でそろえると、1万円なら利息197円と手数料110円で307円、5万円なら1,206円、10万円なら利息1,972円と手数料220円で2,192円。率に直すと3.07%、2.41%、2.19%で、引き出す額が小さいほど重くなります。

繰り上げて返すなら、返す場所で手順が変わる

支払期日より早く払えば、そのぶん利息は減ります。会員規約の第12条[6]aは、支払日前でも指定のATM等で繰り上げて返せるとし、利息は実際に支払う日までの日割り計算になると定めています。ただし同じ条文に「1回払いの繰り上げ返済については、一部入金はできません」とあり、途中まで返して残りは支払日に、という分け方はできません。入れるのは全額です。

公式サイトの返済場所ごとの早見表では、エポスATMは1回払い分の「月づきのお支払い」を利用日の当日から受け付け、インターネット返済(ペイジー)も請求額が確定する前の期間からなら入れられます。一方、コンビニATMと銀行ATMはどの期間も1回払い分を受け付けません。公式サイトが「リボ変更すればご返済いただけます」と案内しているのは提携ATMのページで、この2つで返すなら先にリボ払いへ変える手順になる、という意味です。

費用も場所で変わります。エポスATM以外の提携CD・ATMは返すときにも110円(1万円以下)か220円(1万円超)がかかるので、5万円の返済を2週間早めて浮く利息345円のうち、220円がそこで消えます。

リボ変更は、利息の計算をやり直す手続きです。会員規約の第12条[2]は、変更した1回払い分を当初のご利用日にリボルビング払いで利用があったものとみなし、利息もその合計額に基づいて計算するとしています。増額払いで完済できるなら問題は起きませんが、残高が残れば月々定額の返済に移ります。額は会員ごとの支払コースで違い、新標準コースなら締切日元金残高5万円以下で月々5,000円。規約が挙げる例では、5万円の利用に12回(12か月)かかります。28日から61日で終わるはずだった借入が、1年がかりになります。

繰り上げるなら、口座振替の請求が動き出す前が無難です。早見表は引落日のおよそ10日前から引落日までを口座振替の請求期間とし、この間にエポスATMやペイジーで月づきのお支払いを入れると口振請求分と2重払いになると注記しています。この期間の終了日は引落日ではなく、金融機関から入金データが届いた日。引落日を過ぎても支払えない場合があるとも書かれています。海外での利用日時によってはデータが未反映で返済できないこともあり、帰国したその日に返せるとは限りません。どの窓口で何ができるかはエポスカードのキャッシングに整理しました。

換算レートは、カードを使った日のものではない

いくらの請求になるかは、現地で操作した時点では決まりません。公式サイトは、換算レートはVisa決済センターに利用データが到着した時点でVisaインターナショナルが指定するレートであり、カードの利用日ではないと明記しています。確定した金額は利用代金明細書で確認します。

現地のATMでは、現地通貨と日本円のどちらで決済するかを選べる場合があります。日本円を選ぶとその場で借入額が日本円で分かる代わりに、ATM側で割高な為替レートに換算されている可能性があると公式サイトは注意を促しています。その場で金額が見える安心と引き換えに、どのレートで換算されたかを確かめられなくなる選択だ、ということです。

出発前に確かめておく4つ

公式サイトが渡航前の準備として挙げているのは次の4点です。

確かめること内容
キャッシングの利用可能残額引き出せるのは利用可能額の範囲内。利用可能枠の設定がないと海外キャッシングは使えない
ATMの場所と利用時間VisaまたはPLUSのマークがあるATMで最大24時間。空港や駅・繁華街などにある
海外利用停止サービス設定していると海外キャッシングを利用できないため、エポスNetから解除しておく
暗証番号忘れた場合は暗証番号Net照会サービスで照会する。カードとSMSを受信できる端末が必要

枠の設定が抜けていると、現地のATMの前で気づくことになります。枠の確認や増減の手続きはエポスカードの限度額にまとめました。ATM選びについては、夜間や混雑した路面のATMを避け、空港や金融機関に設置されたATMを使うよう公式サイトが勧めています。

現地での使い方は単純でも、枠とは別の上限がある

操作の流れは、暗証番号を入れたあと「SELECT TRANSACTION」で「WITH-DRAWAL(引出)」、「SELECT SOURCE ACCOUNT」で「CREDIT(クレジットカード)」を選び、最後に金額を指定するというもの。自分で入力する場合は「OTHER」です。ただし公式サイトも、これは一般的な流れであって、機種により画面表記や手順が異なることがあると断っています。

気をつけたいのは金額のほうです。公式サイトは、海外では国・地域や金融機関等によって1回および1日に引き出せる上限額が決められている場合があり、そのときはカードの利用可能額にかかわらず一定額以上は引き出せないと書いています。枠にいくら余裕があっても、現地の上限のほうが先に効きます。仮に1回の上限が2万円のATMなら、5万円が必要でも複数回に分けることになり、その回数分だけATM手数料も増えます。

両替を選んだほうがいい場面

滞在先で2%前後の手数料で両替できる当てがあるなら、金額の面でキャッシングを選ぶ理由は薄くなります。釣り合う率は返済までの日数しだいで1.82%から3.45%の間を動くので、いつ返せるかが読めないうちは有利だと言い切れません。

こまごまと何度も引き出す使い方も効率がよくありません。1回ごとに110円か220円がかかるため、1万円ずつ5回に分ければ手数料だけで550円。5万円を1回で引き出したときの220円と比べると330円多くなります。現地の上限で分けざるをえない場合は別ですが、必要額が読めているならまとめたほうが軽くなります。

そして返済日を1日も外せない事情があるなら、海外で使った分も国内と同じ扱いになる点は押さえてください。キャッシングの返済は1回の遅れで残りの全額を求められ、遅延損害金の率は年20.0%です。帰国後に前倒しで返せるとも限らないことは、先に見たとおりです。

現金を引き出す前提がないなら、ここまでの条件はどれも関係しません。旅先の支払いをカードで済ませるつもりなら、効いてくるのは先に触れた事務処理費のほうで、料率は発行会社ごとに違います。その比較はクレジットカードの海外手数料にまとめました。カードの年会費や申し込みの条件はエポスカードの公式サイトで確認できます。

よくある質問

Visaが付いていないエポスカードでも海外キャッシングは使えますか?

公式サイトのよくあるご質問は、Visa付きのエポスカードを持っている人が対象だと案内しています。引き出せるのは現地の空港や繁華街にあるVisaまたはPLUSのマークが付いたATMで、金額はキャッシングの利用可能額の範囲内です。出発前に、手元のカードにVisaのマークがあるかを確かめておいてください。

海外ATMの場所や操作方法は、エポスカードに問い合わせれば教えてもらえますか?

公式サイトは、エポスカスタマーセンターでは海外ATMの設置場所や操作方法の詳細は答えられないと明記しています。設置場所は公式サイトの海外ATM設置場所の案内から、操作方法はVisaのサイトで確認する形です。一方、暗証番号は電話で照会できます。エポスカスタマーセンターは東京03-3383-0101、大阪06-6630-0101で、オペレータの受付時間は9時30分から18時まで、1月1日は休業で、照会にはカードが必要です。

帰国後、キャッシングで借りた分だけを先に返すことはできますか?

エポスATMやインターネット返済(ペイジー)で「月づきのお支払い」を入れる場合、キャッシングとショッピングの月づきのお支払い分は別々に支払えないと公式サイトが注記しています。1回払いで借りた分は一部だけ入れることもできないため、その月の請求にあたる分をまとめて払う形になります。旅先でカード決済も使っていた月は、用意する金額がキャッシング分だけのつもりでいた額より大きくなります。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年9月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。 公式サイト: エポスカード

エポスカード 公式サイトへ