楽天カードの金利|リボ17.64%・20万円で完済5年7か月

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目次 17項目
  1. リボ払いの手数料率は券種で違う
  2. 残高が減ると、毎月返す元金も減る
  3. 20万円で5年7か月、50万円なら9年8か月
  4. 支払元金を上げると何が変わるか
  5. 分割払いは「いつ指定するか」で率が変わる
  6. ボーナス2回払いは5万円で1,750円
  7. 同じ20万円なら、リボより分割36回のほうが安い
  8. 手数料がかからない支払い方法
  9. 支払いが遅れたときの率は年14.6%
  10. キャッシングの金利は18.0%
  11. この記事の数字が当てはまらない人
  12. よくある質問
年会費 永年無料
家族カード 無料
ETCカード 550円(税込)
基本還元率 1%
ポイント 楽天ポイント
国際ブランド Visa / Mastercard / JCB / American Express
海外旅行保険 最高2,000万円(利用付帯(自動付帯なし))
発行会社 楽天カード株式会社

楽天カードのリボ払いは実質年率17.64%です(楽天プレミアムカードと楽天ブラックカードのみ15.00%)。ただし負担の大きさを決めているのは率より、残高が減ると毎月の支払元金も下がる仕組みのほうです。手数料が実際いくらになるのかを金額で計算しました。

リボ払いの手数料率は券種で違う

公式サイトにはリボ手数料率が「実質年率15.00%〜17.64%」と幅で書かれています。この幅の中身は券種の違いです。

券種リボ手数料率(実質年率)
楽天ブラックカード・楽天プレミアムカード15.00%
楽天カード・楽天PINKカードを含むその他のカード17.64%

つまり一般の楽天カードを持っている人に適用されるのは、上限である17.64%のほうです。幅表記の下限だけを見て「楽天カードのリボは15%」と理解していると、2.64ポイント低く見積もることになります。

実質年率は1年間借りたと仮定したときの利率で、毎月の手数料は年率を12で割って計算されます。17.64%なら月あたりおよそ1.47%。残高10万円で月1,470円ほど、20万円なら月2,940円ほどが乗る計算です。なお手数料の計算では小数点以下が切り捨てられます。弁済時期は毎月末日締切、翌月27日払いで、通常の支払いと同じサイクルです。

残高が減ると、毎月返す元金も減る

リボの負担を分かりにくくしているのが、楽天カードが採用している残高スライド定額With out方式です。毎月の支払元金が、締切日の利用残高によって段階的に決まります。

利用残高最低支払元金
200,000円以下3,000円
200,001円〜250,000円4,000円
250,001円〜300,000円5,000円
以降50,000円増すごとに1,000円ずつ加算

ここが落とし穴です。返済が進んで残高が段を1つ下がると、毎月返す元金も一緒に減ります。公式の算定例がその様子をそのまま示していて、残高205,000円のときの元金は4,000円、201,000円でも4,000円、197,000円まで減ると3,000円に下がります。

毎月の請求額は残高に比例する手数料の分も下がるので、支払っている側からは「負担が軽くなってきた」ように見えます。しかし軽くなっているのは元金の返済ペースのほうで、完済までの距離はむしろ伸びています。リボが終わらないと言われるのは、率が高いからというより、この仕組みで元金の減りが自動的に減速するためです。

20万円で5年7か月、50万円なら9年8か月

最低支払元金のまま返し続けるとどうなるかを計算しました。支払元金は上の表のとおり残高に応じてスライドさせています。

当初の利用残高完済までの期間手数料の合計支払総額
20万円約67か月(5年7か月)約9万9,000円約29万9,000円
30万円約89か月(7年5か月)約18万1,000円約48万1,000円
50万円約116か月(9年8か月)約33万8,000円約83万8,000円

残高が20万円なら手数料は元金の約50%ですが、50万円になると約68%まで膨らみます。残高が2.5倍になっても期間は1.7倍にしかならない一方、手数料は3.4倍。50万円の買い物が実質83万円になり、返し終わるのは10年近く先という計算です。

膨らむ理由はスライドにあります。50万円スタートだと初月の元金は9,000円ですが、7か月目には残高が44万円台に落ちて元金が8,000円へ下がります。以降も段を下がるたびにペースが落ち、最後は3,000円ずつの返済が延々と続きます。

なおこの試算は締切日の残高と支払元金だけで計算した概算で、追加の利用があれば残高が戻るぶん期間はさらに伸びます。

支払元金を上げると何が変わるか

率を下げることはできませんが、支払元金は所定の方法で1,000円単位で増やせます。効果を同じ残高20万円で見ておきます。

毎月の支払元金完済までの期間手数料の合計
3,000円(最低額)約67か月約9万9,000円
5,000円約40か月約6万円
10,000円約20か月約3万1,000円

元金を3,000円から1万円に上げると、期間は67か月から20か月へ、手数料は約9万9,000円から約3万1,000円へ縮みます。支払元金を3倍にすると手数料はおよそ3分の1という関係です。

リボの手数料は「残高×年率÷12」で決まる以上、これは当然の結果でもあります。楽天e-NAVIには支払コースを変更するメニューのほかに「リボ残高のおまとめ払い」も用意されていて、まとまった額を先に返せばその後の残高が下がるぶん手数料が減ります。すでにリボを使っていて負担を軽くしたいなら、率ではなく残高を減らす速さを変えるしかありません。

分割払いは「いつ指定するか」で率が変わる

分割払いはリボとは別の手数料体系で、指定するタイミングで率が変わります。

手数料がかかる分割の回数は3回から36回までで、3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回から選びます(2回払いは実質年率0.0%なので別扱い)。4回払いや48回払いの取り扱いはありません。回数ごとの率と、10万円を払ったときの手数料の実額を並べます。

支払回数利用時に指定10万円のときあとから変更10万円のとき
3回12.25%2,040円17.64%2,950円
5回13.50%3,400円17.64%4,450円
6回13.75%4,080円17.64%5,200円
10回14.50%6,800円17.64%8,260円
12回14.75%8,160円17.64%9,810円
15回15.00%10,200円17.64%12,160円
18回15.00%12,240円17.64%14,540円
20回15.00%13,600円17.64%16,140円
24回15.00%16,320円17.64%19,400円
30回15.00%20,400円17.64%24,380円
36回15.00%24,480円17.64%29,490円

利用時に指定すれば回数に応じて12.25%〜15.00%ですが、カード利用後に分割へ変更すると回数によらず一律17.64%まで上がります。3回払いなら5.39ポイントの差です。分割にする可能性があるなら、レジやオンラインの決済画面で回数を指定しておくほうが有利になります。

実額の列は、公式が公表している「利用金額100円あたり何円」から計算しました。自分の買い物金額が10万円の何倍かを掛ければ、申し込む前におおよその手数料が出せます。公式が挙げている30万円を10回払いにした算定例でいえば、利用時指定なら手数料20,400円、あとから変更なら24,780円。差は4,380円で、月々にならすと438円しか違わないので気づきにくいのですが、総額では無視できません。

ボーナス2回払いは5万円で1,750円

ボーナス2回払いの率は実質年率4.42%〜14.00%と幅があり、利用月と支払月の組み合わせで変わります。幅のままでは負担が分からないので、公式の算定例を見ます。

5月10日に5万円の商品をボーナス2回払いにした場合、手数料は利用金額100円あたり3.5円で1,750円。実質年率は9.33%です。支払いは初回が7月27日、2回目が12月27日で、それぞれ25,875円になります。

ここで比べておきたいのが分割払いです。同じ5万円を利用時指定の3回払いにすると、手数料は100円あたり2.04円で1,020円。ボーナス2回払いのほうが730円高くなります。支払いを夏と冬に寄せられる点は魅力ですが、手数料の安さで選ぶなら短い回数の分割のほうが有利な場合があります。ボーナス払いの取扱期間は、夏季が2月1日から6月末(支払月は6月・7月・8月)、冬季が8月1日から11月末(支払月は12月・1月)です。

同じ20万円なら、リボより分割36回のほうが安い

リボと分割は別の体系なので、同じ金額でも負担が大きく変わります。先ほどの残高20万円を、リボの最低額で返した場合と分割にした場合とで並べます。

支払い方法完済まで手数料の合計月々の支払額
分割12回(利用時指定)12か月16,320円約18,000円
分割24回(利用時指定)24か月32,640円約9,700円
分割36回(利用時指定)36か月48,960円約6,900円
分割36回(あとから変更)36か月58,980円約7,200円
リボ払い(最低額)67か月99,444円5,940円から徐々に減少

注目したいのは分割36回とリボの比較です。月々の負担が近いのに、分割36回のほうが手数料は約5万円安く、しかも31か月早く終わります。リボの月々5,940円は分割36回の6,916円より安く見えますが、この金額は残高が減るにつれて下がっていくため、元金の返済がそれだけ遅いということでもあります。あとから36回に変更した場合(17.64%)でも58,980円で、リボの99,444円より4万円安く済みます。

長期の分割は回数が増えても実質年率が15.00%で頭打ちになるのに対し、リボは残高がある限り17.64%がかかり続けます。ここで線引きに注意が必要です。楽天e-NAVIには「あとから分割払い」という手続き自体はありますが、その対象は1回払いなどの利用明細です。すでにリボに乗せた残高を分割へ移す方法は、公式サイトに案内がありません

つまりこの表は「次に大きな買い物をするときにどれを選ぶか」の判断材料であって、いま抱えているリボ残高の逃げ道ではありません。既存の残高に対してできるのは、支払元金を増やすか、おまとめ払いで先に返すかのどちらかです。

手数料がかからない支払い方法

ここまで手数料の話が続きましたが、負担なしで支払いを分ける方法もあります。

支払い方法手数料
1回払いなし
2回払いなし(実質年率0.0%)
ボーナス1回払いなし
ボーナス2回払い実質年率4.42%〜14.00%
分割払い(3回以上)12.25%〜17.64%
リボ払い17.64%

2回払いは支払回数2回・支払期間2ヶ月で実質年率0.0%と定められており、手数料なしで2回に分けられます。ボーナス1回払いも同じく無料です。支払いを少し先送りしたいだけなら、リボや3回以上の分割に進む前にこの2つで足りないかを確かめる価値があります。同じ「支払いを分ける」でも、どの段に乗るかで総額はまったく違います。

支払いが遅れたときの率は年14.6%

上の表は「計画的に分けたとき」の率です。分けずに遅れてしまった場合は別の率が適用されます。会員規約の第32条は、カードショッピングの支払いを遅滞した場合、支払日の翌日から支払済みの日まで年14.6%(年365日の日割計算、うるう年は366日)の遅延損害金を支払うと定めています。

分割払いやボーナス払いで商品を買った分だけは規約の書き方が違い、その支払分に年14.6%を掛けた額と、残金全額に法定利率を掛けた額のいずれか低いほうが適用されます。それ以外のショッピング利用は一律で年14.6%です。

率だけを見るとリボの17.64%より低いのですが、遅延損害金は残高ではなく遅れている支払金にかかり、しかも日数で伸び続けます。加えて楽天カードは、遅滞した場合の弁済費用275円(税込)と、再度の口座振替を依頼した場合の再振替手数料220円(税込)を別に定めています。金額の大小より、支払いの遅れが信用情報に記録されうる点のほうが重い論点です。引き落としに失敗したときの手順は締め日と支払日の記事で詳しく扱っています。

キャッシングの金利は18.0%

現金を借りる場合の利率は、ショッピングのリボより高い実質年率18.0%です。遅延損害金は20.0%、利用可能枠は1万円から90万円です。利息は日割り計算で、ATMで借りると利息とは別に借り入れの都度110円または220円の手数料がかかります。

キャッシングは借り入れの時点で分割払いを選べない、海外での利用は返済方式が違うなど、ショッピングとは別の仕組みがいくつもあります。利率の例外や返済方法、借り方による手数料の差はキャッシングの解説記事にまとめました。「リボにするとポイントが付く」という特典もキャッシング側の話で、ショッピングのリボ払い手数料には1ポイントも付きません

この記事の数字が当てはまらない人

最後に、上の試算が使えないケースを挙げておきます。公式サイトには「平成30年9月9日以前に本会員となった方については、当社の判断により、別表の利用残高区分ごとに定められた最低支払元金が適用される場合がございます」という注記があります。2018年9月9日より前に楽天カードを作った人は、最低支払元金がこの記事の表と違う可能性があるということです。旧表そのものは公式ページに掲載されていないため、自分の設定は楽天e-NAVIで確認するしかありません。

分割36回についても、選ぶべき人は限られます。利用時に指定しなければ12.25〜15.00%の枠には入れず、月々の支払額は36か月にわたって固定されます。今月の支払いを軽くしたいだけなら、2回払いかボーナス1回払いで足ります。36回を選ぶ意味があるのは、月々に出せる上限が決まっていて、それが3年変わらない見通しがある人だけです。

締め日と支払日の仕組みは締め日・支払日の記事、利用可能枠の考え方は限度額の記事、残高を残したまま解約する場合の扱いは解約の記事にまとめています。最新の手数料率や取扱条件は楽天カードの公式サイトで確認できます。

よくある質問

リボ払いの残高を一括で返すことはできますか?

できます。楽天e-NAVIに「リボ残高のおまとめ払い」というメニューが用意されています。リボの手数料は残高に年率をかけて計算されるため、まとまった額を先に返せばその後の手数料はそのぶん減ります。率を下げることはできない以上、負担を軽くする手段は残高を早く減らすことに限られます。

American Expressブランドだと分割の回数に制限がありますか?

あります。American Expressブランドの楽天カードを店頭で利用する場合、分割払いは3回から24回までの取り扱いです。ほかのブランドなら選べる30回・36回が、この場合は選択肢に出てきません。月々の負担を抑えたくて長期の回数を考えているなら、ブランド選びの時点で影響します。

リボ払いの残高が残っている状態でカードを解約できますか?

解約はできますが、残高が一括請求になるわけではなく、これまでどおり毎月請求が続きます。注意したいのは、解約後は楽天e-NAVIでリボのお支払コースを変更できなくなる点です。支払元金を増やして早く返したいなら、解約前に設定を変えておくか、解約後は楽天カードコンタクトセンターへ連絡する必要があります。

分割払いの支払額に端数が出たらどうなりますか?

分割支払金は1円未満が切り捨てられ、切り捨てで生じた端数は初回の支払いに加算されます。そのため初回だけ数円から数十円高くなることがあります。2回目以降が同額で初回だけ違っていても、計算違いではありません。

ボーナス払いはいつ利用した分が対象になりますか?

取扱期間が決まっています。夏季は2月1日から6月末までの利用分で、支払月は6月・7月・8月のいずれか。冬季は8月1日から11月末までの利用分で、支払月は12月・1月です。この期間を外れると、ボーナス払いそのものが選べません。ボーナス1回払いは手数料が無料なので、期間内の大きな買い物では検討する価値があります。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年8月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

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