三菱UFJカードの年会費|券面にLCがある1券種だけ有料

目次 18項目
  1. 年会費は本人・家族とも永年無料
  2. 例外は1つ。券面に「LC」とあるカードは対象外
  3. 2025年2月の改定で何が変わったのか
  4. 台紙に「年会費ご請求月」と書いてあっても請求されない
  5. 家族カードも無料。ただし本人が学生だと申し込めない
  6. 「年会費無料」に含まれない費用
  7. 改定でいくら変わったのかを金額で見る
  8. 年会費0円で手に入るもの・手に入らないもの
  9. 年1回の利用条件が残っているカードと比べる
  10. この記事が当てはまらない人
  11. よくある質問
年会費 永年無料
家族カード 無料
ETCカード 無料(新規発行手数料1,100円(税込))
基本還元率 0.5%
ポイント グローバルポイント
国際ブランド Visa / Mastercard / JCB / American Express
海外旅行保険 最高2,000万円(利用付帯(旅行代金等を事前に本カードで支払うことが条件))
発行会社 三菱UFJニコス株式会社

三菱UFJカードの年会費は、本人会員・家族会員とも永年無料です。以前あった「年1回以上使えば無料」という条件も廃止されているため、まったく使わない年があっても請求はありません。ただし券面にLCと表記のある1券種だけは対象外で、年会費がかかり続けます。見分け方と、年会費に含まれない費用まで整理します。

年会費は本人・家族とも永年無料

自分が払う側なのかどうかを、先に確定させます。

手元のカード年会費
券面にLCの表記がない0円(本人会員・家族会員とも永年無料)
券面にLCの表記がある年1,375円(税込)

LC表記がなければ、「初年度無料」でも「年1回使えば無料」でもなく、条件なしの無料です。

この状態になった時期はカードによって違います。2024年8月1日以降に入会した人は最初から永年無料、それ以前に入会した人も2025年2月10日の年会費請求分から永年無料に改定されました。つまり現時点では、入会時期にかかわらず本体の年会費はかからない、という整理になります。

例外は1つ。券面に「LC」とあるカードは対象外

ここがこの記事でいちばん伝えたい点です。公式の改定案内には、次の2文が並んでいます。

三菱UFJカード(一般)は、年会費永年無料の対象外です(年会費(1,375円(税込))を頂戴いたします)。 三菱UFJカード(一般)とは、カード券面にLCと表記があるカードを指します。

見分け方は券面のLC表記で、これは公式自身がそう書いています。手元のカードにLCの表記があれば、永年無料の対象ではなく年1,375円(税込)がかかり続けるということです。

LCと表記があるカードは何が違うのか

違うのは年会費です。LC表記があると年1,375円(税込)がかかり、それ以外の違いについては公式に案内がありません。

紛らわしいのは名前です。「三菱UFJカード」と「三菱UFJカード(一般)」は別物として扱われていて、括弧書きの有無だけで年会費が変わります。カード名だけを見て「三菱UFJカードだから無料になったはず」と考えると取り違えます。明細に年会費の記載があるかどうかと、券面のLC表記の2点で見るのがいちばん早いです。

一方で、LCが何の略なのか、どの時期に発行されたカードなのか、無料のカードへ切り替えられるのかについては、当サイトが取得したページに記載がありません。LC表記のカードを持っていて年会費を止めたい場合は、三菱UFJニコスへ直接問い合わせるのが早いでしょう

2025年2月の改定で何が変わったのか

改定の前後を並べると、変わったのは金額だけではないことが分かります。

項目改定前改定後
本会員1,375円(税込)永年無料
家族会員1名につき440円(税込)永年無料
無料になる条件初年度無料。翌年度以降は本会員または家族会員の前年度のショッピング利用が1回以上条件なし
学生在学中は年会費無料条件なし(全員無料)

公式の表現は「年会費無料条件を廃止し、永年無料に改定いたします」です。金額を0円にしただけでなく、条件そのものをなくしたという書き方になっています。

改定前の条件をよく読むと、無料の判定は「本会員または家族会員の」利用で行われていました。本会員が使っていなくても、家族カードを持つ人が1回使えば無料だった、という設計です。

台紙に「年会費ご請求月」と書いてあっても請求されない

改定前に入会した人が戸惑いやすいのが、カードが送られてきたときの台紙です。公式はこの点に先回りして答えています。

カード送付台紙左下の「年会費ご請求月」欄(下図ご参照)に「年会費ご請求月は毎年●●月です。」と記載がある場合でも、本カードは年会費を頂戴いたしません。

年会費が有料だった時期の台紙がそのまま残っているためで、記載を理由に請求されることはありません。手元の台紙を見て不安になった人は、この一文を根拠に判断できます。なおLC表記のカードを持っている人の請求月について、公式は案内していません。「いつ引き落とされるのか」を知りたい場合は、台紙の同じ欄か、過去の利用明細で年会費が計上されている月を見るのが早いでしょう。

家族カードも無料。ただし本人が学生だと申し込めない

家族カードは1名につき440円(税込)から永年無料へ、本会員と同時に改定されました。申し込めるのは本人会員の配偶者・親・子供で、対象は高校生を除く18歳以上です。高校生でも、卒業年度の10月1日以降の申し込みで卒業後の進路が決まっていれば発行できます。

意外なのが、本人会員が学生の場合は家族カードを申し込めないという条件です。公式サイトはこれを申込資格欄・注記・よくある質問の3か所で繰り返し案内しています。学生のうちに本カードを作り、あとから配偶者に家族カードを持たせようとして詰まるケースが想定されるためでしょう。学生がどのカードを選ぶかは学生向けのおすすめ記事にまとめています。

発行できる枚数の上限については、当サイトが取得したページに記載がありません。複数枚必要な場合は申し込み前に問い合わせてください。

なお2026年6月以降は、キャンペーン登録のうえ新規で家族カードに入会すると1,000円相当のグローバルポイントがもらえる特典が案内されています(1ポイント=5円相当で使った場合の金額です)。無料になったうえに入会特典が付く形なので、家族カードを検討しているなら登録の順序だけ確認しておくと取り逃がしがありません。

「年会費無料」に含まれない費用

本体が無料でも、費用がゼロになるわけではありません。公式サイトに書かれている範囲で2つあります。

ETCカードとUnionPayカードは新規発行手数料1,100円

カードの基本情報欄に、次の注記があります。

※ETCカード・UnionPay(銀聯)カードは、新規発行手数料1,100円(消費税込)がかかります。

ここは正確に読む必要があります。公式が書いているのは新規発行時の1,100円で、毎年かかる年会費ではありません。同じ1,100円がUnionPay(銀聯)カードにもかかります。

年会費無料カードのETCは条件の形がバラバラで、三菱UFJカードは「初回だけ有料」という型です。比較対象になるのは毎年かかるタイプで、楽天カードは550円(楽天PointClubのランクがダイヤモンド・プラチナなら無料)、PayPayカードは1枚550円です。ランク条件を満たせない人が楽天カードと比べる場合、1年目は三菱UFJのほうが高く、2年で並び、3年目からは逆転して安くなります。長く持つ前提なら不利ではありません。

一方、イオンカードセレクトのように発行手数料も年会費もかからないカードもあります。ETCの費用だけを基準にするなら、三菱UFJカードがベストの選択肢ではありません(ただしイオンカードセレクトは利用代金の引き落としがイオン銀行口座に限られます)。ETCの条件を横並びで見たい場合は年会費無料カードのおすすめ記事に一覧があります。

なお、ETCカードの更新時や再発行時の手数料は、公式のETCカード専用ページで確認してください。

紙の利用明細書には発行手数料がかかる

請求内容の案内はWEBが基本で、はがきや封書での郵送を希望する場合は所定の発行手数料がかかります。無料なのは入会後6カ月間で、7カ月目からは有料です。

この手数料は改定が進んでいる最中です。公式は2026年6月10日請求分から手数料を改定し、2026年11月10日請求分からは無料となる条件を変更すると告知しています。6月の改定はすでに施行済みで、11月の条件変更はこれからです。改定後の金額と新しい無料条件は、公式の「ご利用明細書発行手数料について」のページにあります。紙の明細が必要な人は、申し込み前にそちらで金額を見ておいてください。

改定でいくら変わったのかを金額で見る

「永年無料になった」と言われても、実感が湧きにくいところです。改定前の条件で年会費を払っていた場合と比べてみます。

想定するのは、2024年7月以前に入会し、カードをほとんど使っていなかった人です。改定前は前年度に1回もショッピング利用がなければ年会費がかかりました。

保有内容改定前の年間コスト改定後
本会員のみ1,375円0円
本会員+家族カード1枚1,815円0円
本会員+家族カード2枚2,255円0円

家族カードを2枚持っていた世帯なら、年2,255円が丸ごと不要になった計算です。5年なら11,275円。使わない年があっても費用が出ないので、「年1回どこかで使う」という管理も要らなくなりました。

逆にLC表記のカードを持っている人は、この改定の外側にいます。年1,375円が続くので、5年で6,875円。永年無料の三菱UFJカードを持つ人との差がそのまま6,875円です。同じ「三菱UFJカード」という名前でありながらこれだけ開くので、券面の確認を勧めています。

年会費0円で手に入るもの・手に入らないもの

無料であること自体は他社にもあるので、中身を見ておきます。

手に入るのは、まず海外旅行傷害保険(最高2,000万円)です。ただし利用付帯なので、旅行代金をこのカードで払っていなければ補償は立ちません。ショッピング保険は年間100万円・購入日から90日です。海外で購入した商品は支払方法を問いませんが、国内はリボ払いか分割払いが条件で、登録型リボの「楽Pay」に登録している場合だけ支払方法を問わず対象になります(一部対象外の商品あり)。

コンビニ・飲食店・スーパーなど対象店舗の利用で最大20%のポイント還元もあります。ただしこれはエントリーが前提で、利用金額の上限などの条件も付きます。詳しい条件は公式の専用ページで案内されています。

一方で、手に入らないものもはっきりしています。基本還元率が0.5%にとどまることです。しかもこの0.5%は1ポイントを5円相当で使ったときの値で、キャッシュバックに交換すると1ポイント4円=0.4%まで下がります。

年間60万円を使った場合で並べます。

項目1ポイント=5円で使うキャッシュバックに交換
実質還元率0.5%0.4%
年間の還元3,000円相当2,400円相当
1.0%カードとの差3,000円3,600円

ポイントの出口によって、差はさらに開きます。年会費が無料でも、日常のすべてをこのカードに寄せると還元では見劣りします。

つまり日常のメインカードとして選ぶなら、三菱UFJカードは第一候補になりません。どこで使っても1.0%以上の年会費無料カードがあり、JCB カード W(1.0%。ただし入会は18〜39歳限定)、オリコカード THE POINT(1.0%)、リクルートカード(1.2%)がその例です。年齢の上限を設けていないと明記しているのはオリコカード THE POINT(満18歳以上)なので、40歳以上ならまずこちらが候補になります。還元率で選ぶ場合の考え方は還元率の高いカードの記事にまとめています。

逆に、対象店舗の還元と保険を目的に、条件なしで持ち続けられるサブカードとしてなら噛み合います。

なお発行までの日数はブランドで違い、VisaとMastercardが最短翌営業日、JCBが最短2営業日、American Expressが最短3営業日です。年会費はどのブランドでも同じですが、American Expressだけは2回払いとショッピングのリボ払いが使えません。

年1回の利用条件が残っているカードと比べる

三菱UFJカードが廃止した「年1回使えば無料」という条件は、他社にはまだ残っています。年会費無料をうたいながら、使わないと費用が出るカードです。

カード使わなかった場合の費用
三菱UFJカードなし(条件を廃止)
ライフカードカードサービス手数料1,650円(税込)
セゾンカードインターナショナルカードサービス手数料1,650円(税込)
セゾンパール・アメックス Digital2年目以降1,100円(税込)。前年に1回でも利用すれば無料

ライフカードは入会月から翌年の入会月末日まで、セゾンカードインターナショナルは入会月から翌年同月までに利用がないと、それぞれカードサービス手数料がかかります。優待や特典のためにサブとして持ちたいが、日常的には使わないという人にとって、この差は実際の出費になります。

三菱UFJカードは条件をなくした側なので、この点では持ちやすいカードです。ライフカードの側から見た使いどころは誕生月ポイントの記事で扱っています。

なお同じ三菱UFJニコスが発行するVIASOカードも年会費は条件なしの永年無料で、この点では差がありません。違いはポイントの受け取り方にあり、VIASOは自動でキャッシュバックされるかわりに、蓄積ポイントが1,000ポイント(年間利用20万円相当)に届かないと還元が発生しません。年間の利用額が小さい人は、そこで差が出ます。

この記事が当てはまらない人

年会費だけで見れば、三菱UFJカードは条件なしの無料で、持ち続けるコストがかかりません。ただし次のような人には、この記事の結論はそのまま当てはまりません。

券面にLCの表記がある人は、ここまでの「無料」の話が適用されません。まず手元のカードを見てください。

ETCカードだけが目的の人も、三菱UFJカードが最適とは限りません。1,100円の発行手数料がかかるので、短期間で解約する予定なら発行手数料のかからないカードのほうが安く済みます。

紙の明細が必要な人は、入会後6カ月を過ぎると手数料が発生します。しかも金額と無料条件が改定の途中なので、申し込み前に最新の条件を見ておく必要があります。

上位カードを検討している人にとっては、年会費の話が変わります。三菱UFJカード ゴールドは本人会員11,000円(税込・WEB入会なら初年度無料)で家族会員は無料、三菱UFJカード プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは本人会員22,000円(税込)で家族会員は1名まで無料・2人目からは1名につき3,300円(税込)です。家族の人数が増えると差が出るのはプラチナのほうで、一般とゴールドは何人でも無料という違いがあります。無料という前提が成り立つのは、一般の三菱UFJカードだけです。

よくある質問

三菱UFJカードの年会費は本当に無料ですか?

無料ですが、手元のカードで1点だけ確かめてください。券面にLCと表記があるものは別の券種で、この場合だけ年1,375円(税込)がかかります。表記がなければ請求はありません。判断に迷ったら、過去の利用明細に年会費の項目が立っているかを見るのがいちばん早い確認方法です。

学生でも年会費はかかりませんか?

かかりません。改定前は「学生は在学中年会費無料」という扱いでしたが、現在は条件そのものが廃止されているため、学生かどうかにかかわらず無料です。卒業して社会人になったタイミングで年会費が発生する、ということもありません。ただし本人会員が学生のあいだは家族カードを申し込めないので、その点だけ注意してください。

家族カードにも年会費はかかりますか?

かかりません。本会員と同時に永年無料へ改定されています。改定前は1名につき440円(税込)だったので、家族2人に持たせていた世帯では年880円が不要になった計算です。ちなみに上位のゴールドも家族会員は無料ですが、プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは1名まで無料で、2人目からは1名につき3,300円(税込)がかかります。

年会費のほかに費用がかかることはありますか?

本体の年会費とは別に、2種類の手数料があります。ひとつは追加カードの発行時にかかるもので、ETCカードとUnionPay(銀聯)カードが1枚ずつ1,100円(税込)です。もうひとつが紙の利用明細書で、入会から6カ月を過ぎると発行手数料がかかります。後者は金額と無料条件が改定の途中なので、紙の明細を使う予定があるなら申し込み前に最新の案内を見ておいてください。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年7月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。