年会費無料のクレジットカードおすすめ5選|ETCまで0円で持てるのは

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還元率ならリクルートカード、ETCと旅行保険まで0円で持つならエポスカード、家族カードで夫婦ともETCを0円にするならイオンカードセレクトです。ただしETC・紙の明細・使わない年の手数料は年会費の外にあり、夫婦でETCを持つと5年で0円から5,500円まで分かれます。その内訳を条件から整理しました。

目次 9項目
  1. 使い方別のおすすめ5枚
  2. 「年会費無料」には3つの形がある
  3. ETCカードの費用は、本体とは別の料金表で決まる
  4. 夫婦でETCを持つと、5年でいくら払うか
  5. 紙の明細と再発行にかかる費用
  6. 旅行保険まで0円で持つなら、何を払えば付くかで選ぶ
  7. 申し込みのしかたで二度手間になるカード
  8. 年会費無料カードにこだわらないほうがよい人
  9. よくある質問

使い方別のおすすめ5枚

本体の年会費はどれも無料です。違いが出るのは、還元の仕組みと、年会費の外でかかる費用のほうです。ETCの欄は1枚あたりの要約で、細かい条件は後のETCの表にまとめています。

カード基本還元率ETCカード(1枚)向く人
リクルートカード1.2%Mastercard・Visaは発行時に手数料、JCBは前年に使えば無料使う店を決めずに還元率を優先したい人
楽天カード1%毎年550円(楽天PointClubの上位ランクなら無料)楽天市場・楽天のサービスが中心の人
JCBカードW最大1%初年度無料、以後は前年に使えば無料18〜39歳で申し込める人
三井住友カード(NL)0.5%初年度無料、以後は前年に使えば無料対象のコンビニ・飲食店をよく使う人
エポスカード0.5%発行手数料・年会費とも無料ETCと旅行保険まで0円で持ちたい人

還元率を優先するなら:リクルートカード

どこで払っても1.2%で、使う店が決まっていない人ほど差が出ます。ただし電子マネーへのチャージは合計で月3万円までしかポイントの対象にならず、JCBブランドではチャージ分の還元率が0.75%に下がります。もう1つ注意したいのは国際ブランドで、ETCカードの費用がMastercard・VisaとJCBで違います(後述のETCの表を参照)。還元率の仕組みはリクルートカードの還元率にまとめました。JCBで新規入会するときの特典と条件はリクルートカードのキャンペーンで整理しています。申し込みの手続きはリクルートカードの公式サイトで確認できます。

楽天のサービスが中心なら:楽天カード

基本は1%で、楽天市場ではカード利用分に楽天カードの特典分と楽天市場の通常ポイントが加わり、3倍になります。特典分は消費税・送料を除いた金額が対象で、月1,000ポイントまでです。楽天市場で月2万円買う世帯なら、1%のカードで年2,400ポイントのところを、3倍に近いポイントで受け取れる計算になります。反面、ETCカードは原則1枚550円(税込)で、家族会員には発行されません。車を使う世帯は、下の試算で費用を確かめてから選んでください。三井住友カード(NL)と迷うなら楽天カードと三井住友カード(NL)の比較が参考になります。申し込みは楽天カードの公式サイトからです。

18〜39歳なら:JCBカードW

200円(税込)につき2ポイントが貯まり、1ポイントは最大1円相当で使えるので、還元率は最大1%です。申し込めるのは18〜39歳ですが、その間に入会すれば40歳以降も年会費はかかりません。家族カードも無料で、家族会員もETCカードを持てます。旅行保険の中身はJCBカードWの海外旅行保険で確認できます。

コンビニ・外食が多いなら:三井住友カード(NL)

基本の還元は0.5%と低めで、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を使ったときに7%まで上がる設計です。対象店の支払いが少ない人には向きません。家族カードは永年無料です。

ETCと旅行保険まで0円にするなら:エポスカード

ポイントは200円につき1ポイントで、基本還元率は0.5%。三井住友カード(NL)の基本と同じで、リクルートカード・楽天カード・JCBカードWには届きません。それでも挙げるのは、ETCカードの年会費と発行手数料がどちらも無料で、海外旅行保険も交通機関の料金を1回払えば付くからです。還元率は日常使いの別のカードに任せ、ETCと旅行の保険をエポスに寄せる組み方ができます。申し込みはエポスカードの公式サイトから行えます。急いで作りたい場合に、この記事のカードのどれがその日のうちに使い始められるかは、即日発行できるクレジットカードの比較で整理しています。

還元率そのものの比較は還元率でおすすめのカード、日常の支払いを集める1枚の選び方はメインカードの選び方で扱っています。還元率・付帯保険・付帯サービスをまとめて採点した順位は年会費無料ランキングにあります。

「年会費無料」には3つの形がある

同じ「年会費無料」でも、放っておいたときに費用が出るかどうかで3つに分かれます。

形例費用が出る条件
永年無料リクルートカード、JCBカードW(39歳までの入会)、三井住友カード(NL)、エポスカード本体の年会費はかからない
永年無料だが、使わない年に手数料ライフカード、セゾンカードインターナショナル1年間まったく使わないとカードサービス手数料1,650円(税込)
初年度無料、翌年度から条件付きセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード年1回(1円)以上使わないと翌年度1,100円(税込)

ライフカードは、入会月から翌年の入会月末日までに一度も使わないと1,650円がかかります。セゾンカードインターナショナルも同じ1,650円で、判定期間は入会月の1日から翌年の入会月の末日まで。1円以上のショッピングかキャッシング、または残高の支払いがあれば発生しません。手数料は本会員のカード1枚ごとにかかり、家族カードとETCカードは対象外です。

セゾンで気をつけたいのは、判定期間の終わりぎりぎりに使った場合です。期間が過ぎてから売上の情報が届いた利用は、期間内の利用と判定されない場合があると公式サイトが注記しています。回避のために使うなら、月末の駆け込みではなく余裕を持って1回使っておくほうが確実です。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは初年度が無料で、年1回(1円)以上カードを使えば翌年度も無料になります。この条件は、すぐ使えるDigitalにも、カード番号入りの通常カードにも同じようにかかります。

どのカードも、年に一度使う習慣がある人には実質無料です。ただ、サブカードとして作って財布に入れたままにするなら、この3枚は避けたほうが安全でしょう。

ETCカードの費用は、本体とは別の料金表で決まる

本体が永年無料でも、ETCカードは別の料金表です。1枚あたりの条件を並べると、次のようになります。

カードETCカードの費用(1枚あたり)
イオンカードセレクト発行手数料・年会費とも無料
オリコカード THE POINT発行手数料・年会費とも無料
エポスカード発行手数料・年会費とも無料。紛失などの再発行は所定の手数料
Amazon Mastercard年会費は永年無料
三菱UFJカード年会費は無料。新規発行手数料1,100円(2026年10月発行分から1,650円)
リクルートカード(Mastercard・Visa)年会費は無料。新規発行手数料は公式ページでは1,000円(税別)だが、発行元の告知では2026年10月発行分から1,650円
リクルートカード(JCB)発行手数料無料。1年目無料、2年目以降500円(税別)。前年にETCの請求1回以上か、ショッピングの請求50万円以上で無料
JCBカードW初年度無料。2年目以降は、前年にETCの支払い1回以上か、ショッピング50万円以上で無料。満たさなければ550円
三井住友カード(NL)初年度無料。入会翌年度以降、前年度のETC利用の請求が0回なら550円
dカード初回から条件付き。ETC入会日から最初の年会費基準月までに引き落としが無ければ550円、以後も1年間に0回なら550円
ライフカード初年度無料。次年度以降1,100円だが、ETCを含めカードを1度でも使えば翌年は無料
セゾンカードインターナショナル年会費は無料。ただし入会月の1日から翌年の入会月の前月末日までに有料道路でETCを一度も使わないと、カードによってETCカードサービス手数料がかかる場合がある
楽天カード550円。楽天PointClubのランクがダイヤモンド・プラチナなら無料
PayPayカード550円

金額は税込です。リクルートカードだけは公式サイトの表記が税別で、税込にすると現行の発行手数料が1,100円、JCBの年会費が550円にあたります。

費用の出方で分けると、4つの型になります。

型カード
発行手数料も年会費も無料と明記イオンカードセレクト、オリコカード THE POINT、エポスカード
年会費は無料で、発行時に手数料三菱UFJカード、リクルートカード(Mastercard・Visa)
使えば無料で、使わない年の翌年度に費用JCBカードW、三井住友カード(NL)、dカード、ライフカード、リクルートカード(JCB)
使っても使わなくても毎年550円楽天カード、PayPayカード

発行時に手数料がかかる2枚は、どちらも三菱UFJニコスが発行するカードで、2026年9月までの発行分はどちらも1,100円でした。三菱UFJニコスは2026年10月の発行分から、一般カードのETC新規発行手数料を1枚1,650円に上げると告知しています(カードの種類により10月1日発行分または16日発行分から)。手数料が無料になるカードの一覧にリクルートカードは入っておらず、リクルートカードの公式ページにある1,000円(税別)は改定前の金額です。

使えば無料になる型でも、判定には癖があります。JCBカードWと三井住友カードは、無料区間の走行やETCマイレージでの無料走行を利用回数に数えません。この2社は、判定期間中の利用でも明細の到着が集計の締めに間に合わなければ翌年度分に回すとも書いています。年度末に1回だけ走って無料にするつもりなら、請求が間に合わないことがある点に気をつけてください。

dカードは、見出しでは「初年度無料」とうたいながら、新規で申し込む人には初回から判定があります。ETC入会日から最初の年会費基準月までに一度も引き落としが無ければ、1年目から550円です。基準月は本体の入会日から決まるため、最初の判定までの期間が短くなることがあり、ETCの利用分は売上データの到着まで1〜2か月かかる場合もあります。家族会員のETCについては、家族カードの案内が、2年目以降は1年間に一度でも利用の請求があれば無料と書いていて、ETCカードの案内にある初回の判定とは書き方が違います。家族の分まで作るなら、申し込む前にdカードに確かめておくと安心です。dカード本体の年会費も、前年度に一度も使わなかった場合にかかる形へ改定されることが告知されており、その条件はdカードの改悪をまとめた記事にあります。

楽天カードのランク免除は、判定の時点に注意が要ります。初年度はETCカードの発行日時点のランク、次年度以降はETC年会費の請求月(ETC入会月の翌月)のランクで、その後1年分の年会費が決まります。ランクが切り替わる時期によっては年会費がかかる可能性がある、と公式サイトも書いています。詳しくは楽天カードのETCカード、三井住友カード(NL)のETCカード、PayPayカードのETCカードにまとめました。

夫婦でETCを持つと、5年でいくら払うか

1枚あたりの条件だけを見ると、差は年550円程度に見えます。ところが、毎年決まって550円かかるのか、使えば無料になるのか、最初の発行時だけかかるのかで、使わない年がある世帯の負担は大きく変わります。しかもETCの費用は1枚ごとにかかるので、夫婦で持てばそのまま2倍です。ここでは次の世帯で、5年間に払うETCの費用を数えました。

夫婦2人がそれぞれETCカードを1枚ずつ持ち、1・2・5年目は高速道路を使い、3・4年目は一度も使わない世帯です。カード本体は普段の買い物にも使いますが、ショッピングは年50万円には届かず、楽天PointClubのランクもダイヤモンド・プラチナには届かないものとします。数えるのは公式サイトに金額が書かれているETCの年会費と発行手数料だけで、家族カード本体の年会費や再発行の費用は含めていません。三菱UFJカードは2026年10月以降の発行分として数えました。年会費は、前年の利用で翌年度の分が決まる形に合わせて年度単位で数えています。

カード配偶者のETCの持ち方ETCを3・4年目だけ使わないETCを5年間一度も使わない
エポスカード2人とも本会員0円0円
イオンカードセレクト家族カードに付ける0円0円
ライフカード2人とも本会員0円0円
リクルートカード(JCB)家族カードに付ける2,200円4,400円
JCBカードW家族カードに付ける2,200円4,400円
三井住友カード(NL)家族カードに付ける2,200円4,400円
三菱UFJカード家族カードに付ける3,300円3,300円
楽天カード2人とも本会員5,500円5,500円
PayPayカード2人とも本会員5,500円5,500円

リクルートカード(JCB)・JCBカードW・三井住友カード(NL)は初年度が無料で、使わなかった3・4年目の翌年度、つまり4・5年目に1枚550円がかかります。550円×2枚×2年度で2,200円です。一度も使わなければ2〜5年目の4年度分がかかり、4,400円になります。三菱UFJカードの公式FAQがETCの費用として挙げているのは、本人会員・家族会員ともETCの年会費が無料であることと、新規発行手数料だけです。有効期限の前には新しいETCカードを順次送るとしています。そのため数えたのは最初の発行手数料1,650円の2枚分、3,300円で、使っても使わなくても変わりません。2026年10月の改定前に発行されたETCなら1枚1,100円で、2枚で2,200円です。楽天カードとPayPayカードは使っても使わなくても1枚550円なので、550円×2枚×5年で5,500円になります。

還元率を取ってリクルートカードにするなら、JCBを選び、夫婦とも年に1回は高速道路を使う世帯であれば、5年間ETCの費用はかかりません。

家族カードに付けるか、2人とも本会員になるか

ETCの費用は1枚ごとにかかるので、配偶者の分を家族カードに付けても、配偶者が本会員になっても、上の金額の数え方は変わりません。持ち方で変わるのは、申し込みの手続きと、配偶者自身が持つカードの条件のほうです。

リクルートカード・JCBカードW・三井住友カード(NL)・イオンカードセレクト・三菱UFJカードは、家族会員もETCカードを持てます。リクルートカードは家族会員が本会員とは別にETCを申し込む形で、三菱UFJカードの家族会員は「ETCカード申込書」の用紙を取り寄せて申し込みます。イオンカードセレクトは家族カードも家族会員のETC専用カードも年会費・発行手数料が無料ですが、家族カードは本人会員のカードが届いてからの申し込みです。使えば無料になる型のカードでは、年会費がETCカード1枚ごとに判定・請求されるので、配偶者のETCだけ使わない年があれば、その1枚分の550円がかかります。家族カードの条件はリクルートカードの家族カード、イオンカードの家族カードで詳しく扱っています。

楽天カードとライフカードは、ETCカードを家族会員に発行しません。PayPayカードは本会員のカード1枚にETCカードを最大5枚まで付けられますが、発行できるのは本会員だけです。そのうえETCカードの利用には会員規約が適用され、会員規約はカードを貸与された会員以外の利用を認めていません。配偶者が自分で運転する分のETCは、配偶者自身が本会員としてカードを作って持つ形になります(PayPayカードの家族カードも参照)。このとき配偶者のカードにも本体の条件がそのまま付きます。楽天カードとPayPayカードではその1枚のETCにも550円がかかり、ライフカードは配偶者のカードを1度でも使えば翌年のETC年会費が無料になる一方、1年間まったく使わなければ本体のカードサービス手数料の対象です。

エポスカードの会員規約には家族会員の定めがなく、家族向けに案内されているエポスファミリーゴールドは、ゴールド・プラチナ会員の家族を対象にしたものです。一般のエポスカードでは夫婦ともに本会員になりますが、ETCは2人とも年会費・発行手数料が無料なので、構成を気にせず0円で並べられます。

夫婦でETCを持ち、使わない年がありうる世帯なら、5年でエポスカードと楽天カードの間に5,500円の差が出る計算です。オリコカード THE POINTも、2人がそれぞれ本会員としてETCを付ければ同じく0円です。

この試算に含めていない条件

リクルートカード(JCB)とJCBカードWは、ETCを使わなくても前年のショッピングが50万円以上あれば無料になります。試算はこの50万円に届かない前提です。JCBの案内では、電子マネーへのチャージやリボ・分割の手数料などはこの50万円の集計に入りません。

ライフカードが0円なのは、カード本体を普段から使っている前提だからです。ETCにしか使わないカードとして持つと、高速道路を使わない年は本体もまったく使わない年になります。その年は本体のカードサービス手数料1,650円がかかり、翌年はETCの年会費1,100円も付きます。1人1年あたり2,750円で、夫婦2人が3・4年目に使わなければ5年で11,000円。上の表のどのカードよりも高くつきます。高速道路を使った1・2・5年目に手数料がかからないのは、ETCの利用代金がライフカードの利用分とあわせて請求されるためです。ETCで走った年は、本体のカードを使った年として扱われます。

dカードは表に入れていません。前の節のとおり最初の判定までの期間が申し込みの時期で変わり、家族会員のETCは案内によって書き方が違うため、5年の合計を1つの数字にできないからです。

紙の明細と再発行にかかる費用

ETCのほかに年会費の欄に出てこないのが、紙の利用明細です。金額は小さくても、毎月届く形にすると年間ではETCの年会費を上回ります。

カード紙の明細1通毎月届くと年間有料になる・無料になる条件
楽天カード132円1,584円口座振替の登録が済んでいないと、自動的に郵送・有料になる
au PAY カード143円1,716円原則は書面を送らず、希望した場合に負担
PayPayカード198円2,376円会員メニューから自分で印刷すれば無料
三菱UFJカード330円3,960円郵送を希望した場合と、口座未登録で払込票で払っている場合は有料。入会後6か月の請求分や、支払時に満75歳以上なら無料
リクルートカード(Mastercard・Visa)330円3,960円郵送を希望した場合。発行元の三菱UFJニコスが紙の明細を有料にしているカードの一覧に入っている
エポスカード所定の発行手数料―メールなどでの通知を希望せず、郵送を選んだ場合

楽天カードは、希望しなくても口座振替の手続きが終わっていなければ明細が郵送され、132円がかかります。申し込んだら最初に口座振替の登録まで済ませておくのが、いちばん確実な節約です。三菱UFJカードは、2026年11月10日請求分から明細書の発行手数料が無料になる条件を変更すると告知しています。紙の明細を受け取っている人は、公式サイトの案内を確かめてください。エポスカードは会員規約が所定の発行手数料とだけ定めていて、金額は規約に書かれていません。本体の年会費との関係は三菱UFJカードの年会費とau PAY カードの年会費でも整理しています。

再発行の費用も確認しておくと安心です。au PAY カードは再発行手数料が無料ですが、ゴールドカードからのランクダウンやブランドの切り替えでは発行手数料1,100円(税込)がかかります。エポスカードのETCカードは、再発行を会社が認めた場合に限り、所定の手数料を払って受ける形です。金額は規約に書かれていません。

旅行保険まで0円で持つなら、何を払えば付くかで選ぶ

年会費無料カードの海外旅行保険は、ほとんどが旅行代金をそのカードで払ったときに付く利用付帯です。差が出るのは「何を払えば保険が付くか」の範囲です。

カード保険が付く支払い付かない例
エポスカード宿泊を伴う募集型企画旅行の代金、または航空券・空港へ向かう電車やバス・タクシーなど公共交通機関の料金。出国後に交通機関の料金をはじめて払った場合も、その時から90日間(旅行期間中)空港までのガソリン代・高速道路料金、空港の駐車場代、レンタカー
楽天カード出国前に払った募集型企画旅行の代金航空券だけの購入、自宅から出発空港までの交通費、出国後に払った海外ツアー
リクルートカード(Mastercard・Visa)出国前に払った航空券・空港へ向かう鉄道やタクシーなどの料金、または募集型企画旅行の代金ETC料金、電子マネーのチャージ代、ホテルの宿泊料金

航空券とホテルを自分で手配する旅行なら、楽天カードでは航空券を払っても保険は付きません。エポスカードなら航空券や空港までの電車代で条件を満たせますし、出発前に払い忘れても、現地で電車やタクシーの料金をはじめてエポスで払った時点から補償が始まります。夫婦ともにエポスカードの会員なら、どちらかが2人分の旅行代金をまとめて払えば、同行したもう1人も保険の条件を満たしたと扱われます。

気をつけたいのは、車で空港へ行く場合です。エポスカードもリクルートカード(Mastercard・Visa)も、高速道路の料金は保険の条件になりません。ETCで空港まで走っただけでは保険が付かないので、航空券か現地の交通機関の料金をカードで払っておく必要があります。

補償額や条件の細部は、エポスカードの海外旅行保険、楽天カードの海外旅行保険、リクルートカードの海外旅行保険で整理しています。リクルートカードはJCBブランドで条件が異なり、国内旅行保険が付くのもJCBだけです。

申し込みのしかたで二度手間になるカード

家族カードやETCカードを同時に申し込めるかどうかも、カードと申し込み方で変わります。

三井住友カード(NL)は、即時発行で申し込むと家族カードやETCカードを同時に申し込めず、カードの発行後にあらためて申し込む必要があります。通常発行なら、公式サイトはETCカードを本体と同時に申し込むよう案内しており、家族カードも1人までは同時に申し込めます。2人目以降の家族カードは、カードが届いてからの申し込みです。

Amazon Mastercardは、家族カードを本会員と同時には申し込めません。家族カードは本会員1人につき3枚まで年会費無料で、ETCカードも年会費永年無料です。ただし即時審査で申し込んだ場合は、ETCカードも同時には申し込めず、別の手続きになります。

夫婦でETCや家族カードをそろえる予定があるなら、即時発行の早さを取るか、通常発行でまとめて申し込むかを先に決めておくと手続きが一度で済みます。

年会費無料カードにこだわらないほうがよい人

年会費無料という条件を外したほうが得になる人もいます。年間の利用額が大きい人は、三井住友カード ゴールド(NL)のように年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になるゴールドカードのほうが、還元で上回る場合があります。その損益は還元率でおすすめのカードで試算しました。

反対に、高速道路をほとんど使わない人は、ETCカードを作らないのがいちばん安上がりです。「使えば無料」型のカードでも、使わない年があればその翌年度に費用が出ます。ETCを持つかどうかから決め、持つなら上の表でカードを選ぶ、という順番が失敗しにくい選び方です。

よくある質問

ETCカードだけを先に作ることはできますか?

この記事でETCの条件を並べたカードでは、できません。いずれもETCカードはクレジットカード本体に付帯して発行する形です。ライフカードはETCカードのみの発行はできないとし、カードを持っていなければカードと一緒に申し込むよう案内しています。三井住友カードもETCカードは単独では持てないとしており、楽天カードとリクルートカードもETCの申し込みには本体のカードが必要です。まず本体のカードを選び、ETCはその付帯カードとして申し込む順番になります。

家族の車や借りた車でも、自分のETCカードを使えますか?

車は自分のものでなくてもかまいません。ライフカードは、ETC車載器が付いた車であればレンタカーなど他人の車でも利用できると案内しています。一方でカードのほうは名義人のものです。エポスカードのETC規約は、ETCカードは表面に印字された本人に限り利用できると定め、他人に貸して不正に使われた場合は本人が支払責任を負うとしています。PayPayカードも、ETCカードの利用に会員規約を適用するとしたうえで、会員規約がカードを貸与された会員以外の利用を認めていません。家族それぞれが運転するなら、1枚を回すのではなく各自のETCカードを持つ前提で費用を見積もってください。

年会費無料のカードでも、費用がかかることはありますか?

あります。よく出てくるのは、ETCカードの年会費や発行手数料、紙の利用明細の発行手数料、1年間カードを使わなかったときの手数料です。紙の明細は、支払い口座の登録を済ませてWeb明細で受け取れば多くのカードでかからず、使わない年の手数料は年1回の利用で避けられます。避けにくいのがETCで、高速道路を使わない年がありそうなら、年会費も発行手数料も無料と明記されたカードに付けておけば費用は出ません。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年7月〜2026年9月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。 公式サイト: リクルートカード / 楽天カード / エポスカード

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