学生におすすめのクレジットカード|選び方と候補
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目次 21項目
学生がクレジットカードを選ぶときは、年会費無料であることを最優先に、ポイントの貯まりやすさと自分がよく使う店との相性で選ぶのが基本です。ここでは、当サイトが取り扱うカードの中から、学生に向いた候補を使い方別に整理します。全体をスコアで比較したい場合は学生におすすめランキングも合わせてご覧ください。
学生のカード選びは「年会費無料」が大前提
学生の場合、年会費のかかるゴールドカードなどは基本的に不要です。年会費無料のカードでも、基本還元率1%以上や、条件を満たせば数%になるものが十分にそろっています。まずは年会費が永年無料のカードに絞り、そのうえで次の3点で比べるのがおすすめです。
- どこで使っても付く基本還元率
- 自分がよく使う店やサービスとの相性。コンビニや特定のネットショップをよく使うなら、そこで得なカードが変わります
- 貯めたポイントの使いやすさ。学生の生活圏で使いやすいポイントかどうかを見ておくと、無駄なく使い切れます
なお、18歳以上(高校生を除く)であれば学生でも申し込みの対象になるカードは多く、収入条件を明示していないカードもあります。申込資格については楽天カードは何歳から作れるかの記事でも詳しく解説しています。
使い方別の候補
| 使い方・タイプ | 向いているカード | ポイント |
|---|---|---|
| 定番の1枚がほしい | 楽天カード | 年会費無料・基本1%(携帯0.5%・公共料金0.2%)・楽天ポイントが使いやすい |
| 39歳まで常時1% | JCB カード W | 年会費無料・国内外で常時1%・18〜39歳限定 |
| コンビニ・外食が多い | 三井住友カード(NL) | 対象店のスマホタッチ決済で7% |
| とにかく高還元 | リクルートカード | 年会費無料・どこでも1.2% |
定番の1枚なら:楽天カード
はじめての1枚として選ばれることが多いのが楽天カードです。年会費無料で基本還元率は1%ですが、一律ではありません。携帯電話料金や通信費は200円につき1ポイント(0.5%)、電気・ガス・水道の公共料金は500円につき1ポイント(0.2%)に下がります。ひとり暮らしで固定費をカード払いにする学生ほど、実質の還元率は1%を下回ります。貯まる楽天ポイントは楽天市場だけでなく、街の加盟店やスマホ決済でも使いやすく、学生の生活圏でも消化しやすいのが強みです。特定の経済圏に寄せず、まず1枚持っておくカードとして無難な選択肢になります。
39歳まで常時1%なら:JCB カード W
18〜39歳限定という条件がありますが、学生はまさに対象年齢です。年会費無料で、国内外どこで使っても常時1%(通常のJCBカードの2倍)が貯まります。39歳までに入会すれば40歳以降も年会費無料のまま持ち続けられるため、学生のうちに作っておく価値が特に高いカードです。年齢条件があるカードは、対象のうちに確保しておくのが得策です。
コンビニ・外食が多いなら:三井住友カード(NL)
コンビニやマクドナルドなどをよく使う学生には、三井住友カード(NL)が効きます。基本還元率は0.5%と低めですが、対象のコンビニ・飲食店でスマートフォンのタッチ決済を使うと7%まで上がります。学生は少額のコンビニ・外食利用が多くなりがちなので、対象店での高還元がそのまま効いてきます。7%の条件は三井住友カード(NL)の還元率記事で詳しく整理しています。楽天カードと迷う場合は両者の比較記事も参考にしてください。
とにかく高還元なら:リクルートカード
使う店を選ばず、一律で高い還元率がほしいならリクルートカードです。年会費無料で、どこで使っても1.2%。貯まるリクルートポイントはPontaやdポイントに交換できますが、公式は「つかうには交換が必要」と明記しており、自動では移りません。交換の手続きをする前提なら、コンビニなどでも使えます。基本還元率の詳細はリクルートカードの還元率記事にまとめています。
全体をスコアで並べて比較したい場合は、学生におすすめランキングで年会費・還元率・入会特典を採点した順位を確認できます。
高校卒業前後は「いつから申し込めるか」が会社ごとに違う
学生向けの解説では、申込資格が「18歳以上(高校生を除く)」とまとめて書かれることがほとんどです。ところが各社の申込資格を原文で見ていくと、高校卒業前後のどの時点から申し込めるかは会社ごとにかなり違います。
| カード | 高校生・卒業前後の扱い |
|---|---|
| 三菱UFJカード | 卒業年度の10月1日以降・進路決定済みなら学生用カードを申込可 |
| イオンカードセレクト | 高校生は卒業年度の1月1日以降なら申込可 |
| dカード | 卒業を迎えた高校生も卒業年度の3月31日までは申込不可 |
| 楽天カード | 18歳未満は不可。高校生を除外する記載はない |
| JCB カード W | 高校生を除く18〜39歳の学生が対象(申し込めない学校あり) |
いちばん早い三菱UFJカードは高校3年の10月から動けるのに対し、dカードは3月31日まで待つ必要があります。同じ「18歳以上」でも、実際に申し込める時期には半年近い開きがあるということです。
進学に合わせて1枚用意したい場合、この差は無視できません。入学前に手元にカードがほしいなら早い時期から受け付けている会社を選ぶ、4月以降でよければ選択肢を広く取る、という考え方になります。なお、いずれのカードも申し込めば必ず発行されるわけではなく、所定の審査があります。
アルバイト収入がないと作れないのか
学生からいちばん多い不安がこれです。申込資格の書き方を見ると、カードは大きく4つに分かれます。
| 分類 | 該当するカード |
|---|---|
| 学生を収入要件と別枠で認めている | JCB カード W / 三菱UFJカード |
| 収入の有無を問わないと明記 | au PAY カード |
| 申込資格に収入の条件がない | 三井住友カード(NL) / エポスカード / 楽天カード ほか |
| 申込資格で学生を対象外としている | JCB ゴールド |
JCB カード Wは「本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方」という書き方で、収入のある人と学生を並列に置いています。三菱UFJカードも同じ構造です。au PAY カードにいたっては「学生は定期収入の有無にかかわらず申込可」とはっきり書かれています。
一方、三井住友カード(NL)やエポスカード、楽天カードのように、そもそも申込資格に収入の条件を書いていないカードもあります。これらは年齢と居住地の条件だけが示されています。
逆に、上位カードには学生を明確に外しているものがあります。JCB ゴールドの申込資格は「20歳以上で本人に安定継続収入のある方(学生は不可)」です。ゴールドカードを学生のうちに、という発想はここで止まります。学生のあいだは年会費無料カードに絞るのが現実的、というのはこうした条件面からも裏付けられます。
学生の利用可能枠は上限が30万円程度
カードで使える上限額(利用可能枠)は審査で決まりますが、学生については範囲を公表している会社があります。
三菱UFJカードは新規入会時の枠を、社会人が10〜100万円、学生は10〜30万円の範囲で審査して決めるとしています。楽天カード アカデミー(学生専用カード)の上限は最高30万円で、通常の楽天カード(最高100万円)より低く設定されています。
つまり学生向けは上限が30万円程度で、実際にいくらになるかは審査で決まります。三菱UFJカードの「10〜30万円」という表記が示すとおり、10万円から出ることもあります。上限のほうを期待して計画すると足りなくなるので、低いほうを前提に考えてください。低いと感じるかもしれませんが、これは使いすぎを防ぐ仕組みでもあります。留学や大きな買い物で一時的に足りなくなる場面はありますが、その都度カード会社に相談する形になります。枠の中でやりくりする前提で、月々の支払いを管理する習慣をつけておくほうが結果的に安全です。
学生専用カードという選択肢
一般カードのほかに、学生専用として設計されたカードもあります。代表が楽天カード アカデミーです。
対象は満18歳以上28歳以下の学生(高校・大学・短期大学・大学院・専門学校)。カード本体の年会費は無料で、新規発行手数料も更新手数料もかかりません。国際ブランドはVisaとJCBの2つで、通常の楽天カードより選択肢は狭くなります。利用可能枠は最高30万円です。
学生専用ならではの点として、満18歳以上25歳以下の会員には楽天学割が自動で付きます。そして卒業後は楽天カードへ自動で切り替わります。卒業年の6月に、有効期限を更新した楽天カードが届く仕組みです。卒業予定年によっては実際の卒業より前に切り替わることもあります。
注意点として、楽天カード アカデミーには家族カードを付けられません。またETCカードは1枚のみで年会費550円(税込)がかかります(楽天会員ランクがプラチナ以上なら無料)。この550円をカード本体の年会費と取り違えている情報を見かけますが、カード本体は無料です。
一般カードと学生専用カードのどちらを選ぶかは、学割特典に価値を感じるかどうかで決まります。特典を使わないなら、ブランドの選択肢が広い通常の楽天カードでも困りません。26歳以上の扱いや、先にどちらを作るかで入会特典が変わる点は学生は楽天カードとアカデミーどっちかで詳しく比べています。
学生が本会員だと家族カードを作れないことがある
見落とされがちですが、学生が本会員になると家族カードの扱いが変わるカードがあります。
JCB カード W・三菱UFJカード・ビューカードは、本人会員が学生の場合は家族カードを申し込めません。三井住友カードの場合は、本会員が学生だと家族カードの対象が配偶者に限られます。
とくにJCB カード Wは、この記事で「学生のうちに作っておく価値が高い」と挙げているカードです。年会費無料で家族カードも無料と案内されていますが、学生のあいだは家族カードを追加できません。
学生のうちは家族カードを発行する場面自体が少ないので実害は小さいのですが、「家族の分もまとめたい」という発想が通らないカードがある、という点は知っておくとよいでしょう。
卒業したらどうなるか
学生のうちに作ったカードは、卒業後もそのまま使えるものがほとんどです。ただし種類によって扱いが変わります。
学生専用カードは、卒業のタイミングで一般カードへ切り替わります。前述の楽天カード アカデミーは卒業年の6月に楽天カードが届く形です。切り替わると学割特典は外れますが、カード自体は継続して使えます。
年齢条件のあるカードは、在学中に作っておく意味が大きいものです。JCB カード Wは18〜39歳限定ですが、39歳までに入会すれば40歳以降も年会費無料のまま持ち続けられます。条件を満たせるうちに確保しておく、という考え方が効くカードです。
一般カードとして作ったものは、卒業しても何も変わりません。就職して収入が増えたタイミングで、必要ならゴールドなどの上位カードを検討する流れになります。
学生の支出だとどれくらい貯まるか
還元率の差が学生の生活でどれくらいの金額になるかを出しておきます。学生のカード決済は月2万〜4万円あたりが一つの目安です。
| 月の利用額 | 0.5%のカード | 1.0%のカード | 1.2%のカード |
|---|---|---|---|
| 2万円 | 年1,200円相当 | 年2,400円相当 | 年2,880円相当 |
| 4万円 | 年2,400円相当 | 年4,800円相当 | 年5,760円相当 |
年間で見ても数千円の差です。ここから分かるのは、学生のうちは基本還元率の0.5%と1.2%を比べても、年間3,000円ほどしか変わらないわけです。カード選びに時間をかけすぎるより、年会費無料であることを確認して1枚持ち、使い方に慣れるほうが実利があります。
差が大きくなるのは、対象店での高還元を使える場合です。たとえば対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を使うと7%になるカードなら、その部分だけで還元が跳ね上がります。月1万円をコンビニ・外食に使うなら年8,400円相当。自分がよく使う店に高還元が乗るかどうかが、基本還元率の差より効きます。
学生がカードを持つときの注意点
便利な一方で、クレジットカードは使った分だけ後で支払う仕組みです。使いすぎを防ぐため、利用可能枠は最初は控えめに設定されることが多く、毎月の支払額はアプリなどでこまめに確認する習慣をつけておくと安心です。
また、複数枚を一度に申し込むより、まずは1枚を選んで使い方に慣れるのがおすすめです。年齢制限のあるカードだけ先に確保しておき、必要になったら2枚目を検討する、という順番なら無理がありません。
支払いの管理でとくに気をつけたいのが引き落としです。口座の残高が足りずに引き落としができないと、支払いが確認されるまでカードが使えなくなることがあります。さらに支払いの遅れが続くと信用情報に記録が残り、将来ローンを組むときに影響する可能性があります。学生のうちは金額が小さいぶん軽く考えがちですが、記録は年齢に関係なく残ります。引き落とし日と口座残高をセットで覚えておくのが確実です。
もうひとつ、カードは名義人本人しか使えません。家族や友人に貸すことはできず、暗証番号を教えるのも規約違反にあたります。学生同士で立て替える場面は多いものですが、カードそのものを渡すのは避けてください。紹介したカードのうち、楽天カードは公式サイトから申し込めます。
よくある質問
学生でもクレジットカードは作れますか?
作れるカードは多くありますが、高校生の扱いはカード会社ごとに違います。三井住友カード(NL)のように「高校生は除く」と明記する会社もあれば、楽天カードのようにその文言がない会社もあります。18歳でも高校在学中なら、申し込む前に各社の表記を確かめてください。
学生はどんな基準でカードを選べばいいですか?
年会費無料を前提にしたうえで、ポイントの出口から逆算すると失敗しにくくなります。還元率が高くても、貯まったポイントを使う場所が生活にないと意味がありません。ふだん使うコンビニ・通販・交通機関を思い浮かべて、そこで使えるポイントが貯まるカードを選んでください。
学生のうちに作っておくメリットはありますか?
年齢制限のあるカード(JCB カード Wなど)は、対象年齢のうちに作っておくと後々も年会費無料で持ち続けられます。また、若いうちにクレジットの利用実績を作っておける点もメリットです。
高校生でもクレジットカードを申し込めますか?
会社によって扱いが異なります。三菱UFJカードは高校卒業年度の10月1日以降で卒業後の進路が決まっていれば学生用カードを申し込めます。イオンカードセレクトは卒業年度の1月1日以降であれば申込対象です。一方でdカードは、卒業を迎えた高校生でも卒業年度の3月31日までは申し込めません。同じ「18歳以上」でも会社ごとに半年ほど差があります。
アルバイトをしていない学生でもカードは作れますか?
申込資格の段階で対象外になるとは限りません。JCB カード Wや三菱UFJカードは収入のある人とは別枠で「18歳以上の学生」を対象に挙げており、au PAY カードは「学生の方は定期収入の有無にかかわらずお申し込みいただけます」と明記しています。ただし発行には所定の審査があります。なおJCB ゴールドのように、申込資格で学生を対象外としているカードもあります。
学生の利用可能枠はどのくらいですか?
上限は30万円程度が目安ですが、初期にいくら付くかを公表している会社はほとんどありません。三菱UFJカードが「学生10〜30万円の範囲で審査」と示している程度です。届いてから会員ページで確認することになるので、高額の買い物を予定しているなら枠を確かめてから決済してください。
本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年7月〜2026年8月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。
最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。 公式サイト: 楽天カード