学生は楽天カードとアカデミーどっち|違いを条件で比較

本ページはプロモーションが含まれています。

目次 17項目
  1. 2枚の違いを条件で並べる
  2. アカデミーの決め手は楽天学割
  3. 利用可能枠が30万円である意味
  4. 国際ブランドと家族カードの制約
  5. 収入がない学生でも申し込めるか
  6. 先に通常カードを作ると5,000ポイントを受け取れない
  7. 楽天以外も含めて、学生が選べる年会費無料カード
  8. 卒業したらどうなるか
  9. 学生から社会人になるときにやること
  10. どちらを選ぶか
  11. よくある質問

在学中で25歳以下なら、楽天学割が自動で付く楽天カード アカデミーが基本です。ただし枠30万円・ブランド2種・家族カード不可の制約があり、留学や高額決済を予定するなら通常カード。申し込む順序を間違えると入会特典5,000ポイントを受け取れません

2枚の違いを条件で並べる

まず全体像です。

項目楽天カード楽天カード アカデミー
年会費永年無料無料
申込資格18歳未満・海外在住は不可満18歳以上28歳以下の学生
利用可能枠最高100万円最高30万円
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB・American ExpressVisaとJCBのみ
家族カード1枚につき2枚まで付帯できない
楽天学割なし自動付帯

年会費が同じである以上、アカデミーを選ぶ理由は楽天学割、通常カードを選ぶ理由は枠とブランドの自由度に集約されます。

なお、アカデミーの年会費について「550円」と書かれた情報を見かけることがありますが、これはETCカードの年会費です。カード本体は無料で、新規発行手数料も無料、更新手数料は永年無料とされています。

アカデミーの決め手は楽天学割

アカデミー最大の特徴が、楽天学割の自動付帯です。満18歳以上25歳以下の会員に自動で付きます。

楽天学割は楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベル、楽天ファッションなどで還元率が上がったり、送料無料クーポンが使えたりする学生向けのプログラムです。ネット通販を楽天に寄せている学生なら、ここが実利になります。

ただし年齢に注意してください。アカデミーの申込資格は28歳以下ですが、楽天学割の自動付帯は25歳以下です。26歳から28歳の学生はアカデミーを作れますが、学割は自動では付きません。大学院生や社会人経験を経て学び直している人は、この3歳分のずれを確認しておきましょう。

利用可能枠が30万円である意味

見落とされやすいのが利用可能枠の差です。アカデミーは最高30万円、通常の楽天カードは最高100万円。3倍以上の開きがあります。

日常の買い物だけなら30万円で困ることはまずありません。むしろ使いすぎを防ぐ意味では、枠が小さいほうが安心とも言えます。問題になるのは大きな支払いが重なるときです。留学費用、教習所の費用、パソコンの購入、引っ越しの初期費用といった支出が同じ月に集中すると、30万円では足りない場面が出てきます。

枠は「最高」の金額であって、必ずその額が付くわけではない点も押さえておきましょう。実際にいくらになるかは審査で決まります。大きな支払いを予定しているなら、通常の楽天カードを選ぶか、支払いを月をまたいで分ける計画にしておくと安全です。

国際ブランドと家族カードの制約

アカデミーで選べる国際ブランドはVisaとJCBの2つです。通常の楽天カードはMastercardとAmerican Expressも選べるので、選択肢は半分になります。

国内で使うぶんにはVisaかJCBがあれば困りません。差が出るのは海外です。留学や海外旅行を予定しているなら、加盟店の広さでVisaを選んでおくのが無難でしょう。ブランドごとの特徴は国際ブランドの解説記事にまとめています。

もうひとつが家族カードで、アカデミーには付帯できません。通常の楽天カードなら本カード1枚につき2枚まで発行できます。学生本人が家族カードを発行する場面は多くありませんが、たとえば親が本会員で学生の子供に家族カードを持たせるという形なら、そもそも子供側がアカデミーを作る話にはなりません。家族カードの条件は家族カードの記事で扱っています。

ETCカードはどちらも年会費550円(税込)で、無料になる条件も同じです(楽天PointClubのランクがプラチナかダイヤモンド)。枚数についても、楽天カードはクレジットカード1枚につきETC1枚と決まっているので、通常カードとアカデミーで違いはありません。ETC年会費を無料にする条件はETCカードの記事で試算しています。

収入がない学生でも申し込めるか

「アルバイトをしていないと作れないのでは」という不安はよく聞きます。ここは公式に書かれていることだけを見ましょう。

楽天カードの公式サイトに記載されている申込条件は「18歳未満、海外在住の方は申し込み不可」です。収入の有無について条件は書かれていません。楽天カード アカデミーの申込資格は満18歳以上28歳以下の学生とされています。

ただし、どちらもカードの発行には所定の審査があります。申し込めば必ず発行されるものではないという点は、条件を満たしていても変わりません。審査の基準は公開されていないため、通りやすさを推測する情報は当てになりません。申込フォームには正確な情報を入力し、結果を待つのが確実です。

不安がある場合は、支払い方法を1回払いに絞る、利用可能枠を無理に大きく希望しないなど、返済に無理のない使い方を前提に申し込むのが健全です。

先に通常カードを作ると5,000ポイントを受け取れない

順序で金額が変わる点にも触れておきます。アカデミーの新規入会特典は2,000ポイント + カード利用3,000ポイントの合計5,000ポイントですが、進呈対象外に「すでにカードをお持ちの方(お申し込み中・カードの到着をお待ちの方も含む)」「過去にカードの発行履歴のある楽天IDを利用してお申し込みをされた方」とあります。

つまり先に通常の楽天カードを作ってしまうと、あとからアカデミーを申し込んでも特典は付きません。逆に在学中にアカデミーから入れば特典を受け取れ、卒業時の切り替えは新規発行ではないので手続きも不要です。

受け取りには条件があります。カードの利用は申込日の翌月末まで、口座振替の設定は申込日の翌々月25日までで、3回以上の利用が必要です。利用3回だけ達成して口座振替の設定を落とすと、3,000ポイントは進呈されません。設定は早めに済ませておいてください。申し込みの条件や現在の特典内容は楽天カードの公式サイトで確認できます。

楽天以外も含めて、学生が選べる年会費無料カード

ここまで楽天カードの2枚を比べてきましたが、学生が申し込める年会費無料カードは楽天だけではありません。還元率で見ると、楽天カードより条件のよいものがあります。当サイトで申込資格を確認できたカードを並べます。

カード基本還元率学生の申込資格(公式表記)
楽天カード1.0%18歳未満・海外在住は不可(高校生除外や上限年齢の記載なし)
au PAY カード1.0%学生は定期収入の有無にかかわらず申し込み可と明記
JCB カード W1.0%(交換先により変動)18歳以上39歳以下。高校生を除く学生も対象(一部申し込みできない学校あり)
dカード1.0%満18歳以上(高校生を除く)
オリコカード ザ ポイント1.0%(入会後6か月は2.0%)満18歳以上(キャッシング機能は満20歳以上で安定収入がある方)

学生であることを申込対象に明記しているカードは複数あります。なかでもau PAY カードは「学生の方は定期収入の有無にかかわらずお申し込みいただけます」と公式に書かれており、アルバイトをしていない学生にとっては条件がはっきりしています。JCB カード Wも「高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方」を申込対象に含めていますが、39歳以下という上限があり40歳以上は申し込めません。「一部申し込みできない学校あり」という但し書きも付いています。

還元率で見ると、作りたての時期に限ればオリコカード ザ ポイントが最も高くなります。入会後6か月間は2.0%で、期間中の利用50万円ぶん(5,000オリコポイント)が上限です。7か月目からは1.0%に戻ります。

なおJCB カード Wの1.0%は「1ポイント=最大1円相当」という上限値で、交換先によっては下がります。楽天ポイントのように1ポイント1円で固定されているわけではない点は、同じ1.0%でも扱いが違います。

それでも楽天カードを選ぶ理由

還元率が同じ1.0%のカードが複数ある以上、楽天カードを選ぶ理由は還元率の外側にあります。

ひとつは楽天市場です。楽天カードで支払うと合計3%になります。ただし内訳を見ると、そのうち1%は楽天市場の利用分で支払い方法に関係なく付くので、楽天カードで上乗せされるのは2%分です。しかもその半分は期間限定ポイントで、消費税・送料・ラッピング料は対象外、一般カードは月1,000ポイント(月10万円ぶん)で頭打ちになります。それでも教科書や生活用品を楽天市場でまとめ買いするなら効いてきます。

もうひとつが、この記事の主題である楽天カード アカデミーです。楽天学割が自動で付くのはアカデミーだけで、楽天市場・楽天ブックス・楽天トラベルの倍率が上がります。

似た性格のプログラムとしては、三井住友カード(NL)の「リワードアップ U25」があります。25歳以下が対象で、対象のサブスクの支払いで最大+9.5%、携帯料金で最大+1.5%、PayPay支払いで最大+0.5%が上乗せされます(対象カードを本会員として保有していることが条件で、特典付与には条件・上限があります)。楽天学割が楽天市場での買い物に効くのに対し、こちらはサブスクと携帯料金に効くという違いです。動画や音楽のサブスクを複数契約している学生なら、こちらのほうが金額は大きくなる可能性があります

逆に言えば、楽天のサービスをほとんど使わない学生にとって、楽天カードを選ぶ積極的な理由は薄くなります。コンビニやスーパーでの買い物が中心で、ネット通販もAmazon中心という使い方なら、還元率が同じ1.0%でも学生の申込条件が明確なau PAY カードや、サブスクに効く三井住友カード(NL)のほうが合う場合があります。学生向けカード全体の比較は学生におすすめのクレジットカード、カードごとの得意分野は還元率でおすすめのカードにまとめました。

卒業したらどうなるか

在学中にアカデミーを作った場合、卒業後の扱いが気になります。ここは自動で処理されます。

卒業後は通常の楽天カードへ自動で切り替え可能とされており、卒業年の6月に、有効期限を更新した楽天カードが送られてきます。自分で申し込み直す必要はありません。切り替え後は利用可能枠や国際ブランドの扱いも通常カードの条件になります。

ひとつ注意があり、卒業予定年によっては実際の卒業予定年月より前に切り替わる場合があると案内されています。在学中なのに通常カードが届いた、という状況は起こりえるということです。

切り替えのタイミングでは登録情報の見直しもしておきましょう。学生時代の住所や勤務先情報のままだと、就職後の実態と合わなくなります。カードの登録情報は正確に保つのが原則です。

学生から社会人になるときにやること

カードが自動で切り替わっても、登録情報まで自動で直るわけではありません。就職のタイミングで見直しておきたいものが3つあります。

  • 勤務先と収入の情報。学生時代の内容のままだと実態と合わなくなるので、会員ページの楽天e-NAVIから更新しておきましょう
  • 住所と電話番号。実家から一人暮らしに移る人が多い時期なので、変更を忘れるとカードや明細が届きません
  • 引き落とし口座。給与振込口座に合わせておくと残高不足を防げます

利用可能枠の扱いも変わります。アカデミーの最高30万円という上限は、通常カードへの切り替え後は通常カードの枠組み(最高100万円)になります。ただし実際にいくらの枠が付くかは審査次第で、公式には切り替え後に枠が変わらない場合も減枠となる場合もあると書かれています。上限の枠組みが変わるだけで、自動的に増枠されるわけではありません。

保険についても触れておきます。楽天カード アカデミーには海外旅行傷害保険が付いており、公式が公表しているのは死亡・後遺障害 最高2,000万円という1項目です。通常の楽天カードも同額です。

ただし通常の楽天カードは傷害治療・疾病治療・賠償責任などの内訳も公開されているのに対し、アカデミー側は死亡・後遺障害の最高額しか公表されていません。したがって「切り替えても補償はまったく同じ」とは言えません。留学など保険を重視する使い方を考えているなら、申し込み前に公式で内訳を確認してください。

また公式には「適用条件あり」とあり、カードを持っているだけでは有効になりません。通常の楽天カードは出国前に募集型企画旅行の代金をカードで支払う利用付帯なので、卒業旅行を個人手配で組む場合は条件を満たせない可能性があります。条件の詳細は海外旅行保険の記事にまとめました。

どちらを選ぶか

整理すると、次のようになります。

在学中で25歳以下、楽天市場や楽天トラベルを使う機会があるなら、楽天カード アカデミー。学割が自動で付くぶん、同じ年会費無料でも受け取れるものが多くなります。卒業後は自動で通常カードに切り替わるので、作り直す手間もかかりません。

留学や大きな買い物で30万円を超える支払いを予定している、Mastercardやアメリカン・エキスプレスを選びたい、家族カードを使いたい。こうした事情があるなら通常の楽天カードです。26歳以上の学生の扱いは、少し細かく見る必要があります。

どちらも年会費は無料なので、選択を誤っても維持コストは発生しません。迷ったら在学中はアカデミー、という順序で問題ないでしょう。

26歳から28歳の学生はアカデミーを選ぶ意味があるか

「学割が付かないなら通常カードでいい」と考えたくなりますが、公式の内訳を読むとそうとは限りません

アカデミーの倍率には、脚注で2つの出どころが区別されています。楽天学割特典分(※e)は「26歳以上は対象外」と明記されていますが、楽天カード アカデミー特有サービス分(※d)には年齢の条件が付いていません。

サービス内訳26歳以上でも残るか
楽天ブックスカード1倍 + アカデミー特有1倍 + 学割分アカデミー特有分は残る
楽天トラベル 高速バス予約カード1倍 + アカデミー特有1倍 + トラベル1倍3倍すべて残る(学割分を含まない)

とくに高速バス予約の3倍は、内訳に学割分が1つも入っていません。26歳を過ぎても倍率が変わらない計算です。学割が付かないぶん旨みは減りますが、利点がゼロになるわけではありません

利用可能枠30万円やブランド2種の制約が気にならないなら、26〜28歳でもアカデミーを選ぶ余地は残ります。

よくある質問

学生は通常の楽天カードと楽天カード アカデミーのどちらを選ぶべきですか?

在学中は楽天学割が自動付帯する楽天カード アカデミーが基本の選択肢です。ただし利用可能枠が最高30万円と通常カード(最高100万円)より低く、国際ブランドがVisaとJCBの2つに限られ、家族カードも付帯できません。枠の大きさやブランドの選択肢を優先するなら通常の楽天カードになります。

学生でも楽天カードとアカデミーを2枚とも持てますか?

楽天カードは2枚目を発行できますが、アカデミーとの組み合わせについて公式サイトに明記を確認できませんでした。なおアカデミーは卒業年の6月に通常の楽天カードへ自動で切り替わるため、在学中にアカデミーを選んでおけば、卒業後は手続きなしで通常カードになります。2枚持ちを検討するなら、この切り替えのタイミングを踏まえて判断してください。

楽天カード アカデミーに楽天Edyは付けられますか?

付けられます。ただしEdy機能を付ける場合は、別途330円(税込)の新規発行手数料がかかります。カード本体の年会費は無料で新規発行手数料も無料なので、カードを持つこと自体にかかる費用は、このEdy機能を希望した場合とETCカードを持つ場合だけです(リボや分割の手数料、明細書の発行費用などは別途かかります)。

楽天カード アカデミーを解約すると楽天学割も終わりますか?

終わりません。楽天カード アカデミーを退会しても楽天学割の資格は継続します。学割をやめたい場合は、楽天学割マイページから別途手続きが必要です。カードと学割は別々のサービスとして扱われるので、カードを解約しただけでは学割の登録は残ります。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年8月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。 公式サイト: 楽天カード

楽天カード 公式サイトへ