楽天プレミアムカードのプライオリティ・パス|年5回の条件

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目次 17項目
  1. まず申し込まないと使えない
  2. 年5回はどこから数えるか
  3. 同伴者は有料。無料枠はない
  4. 家族カードでは使えない
  5. 使えるのは「ラウンジ」だけ
  6. 料金の請求はどこに来るか
  7. 問い合わせ先は楽天カードではない
  8. 国内ラウンジとは別のサービス
  9. 年会費11,000円を回収できるか
  10. 年5回で足りないなら、他社のほうが安くなる
  11. よくある質問
年会費 11,000円(税込)
家族カード 550円(税込)
ETCカード 無料
基本還元率 1%
ポイント 楽天ポイント
国際ブランド Visa / Mastercard / JCB / American Express
海外旅行保険 最高5,000万円(自動付帯)
発行会社 楽天カード株式会社

楽天プレミアムカード(年会費11,000円)のプライオリティ・パスは年5回まで無料ですが、カードが届いても申し込まないと使えません。回数の起点はカードの年度ではなくアプリの発行日で、同伴者は1名US35ドル。6回目以降にいくらかかるか、他社に替えたほうが安くなる回数まで試算しました。

まず申し込まないと使えない

楽天プレミアムカードが届いても、プライオリティ・パスは自動では有効になりません。次の4ステップが必要です。

  1. 楽天e-NAVIにログインして招待コードを受け取る
  2. プライオリティ・パスの公式サイトで申し込む(招待コードの入力が必要)
  3. プライオリティ・パスのアプリをダウンロードする
  4. アプリを開き、2で作成したユーザー名とパスワードでログインする

ここで注意したいのが所要時間です。アプリへの反映には5〜10営業日かかる場合があると公式に案内されています。旅行の直前に思い出して手続きしても、出発に間に合わない可能性があります。

カードを作った時点で、使う予定がなくても申し込みだけ済ませておけば取りこぼしません。手続き自体に費用はかかりません。

年5回はどこから数えるか

楽天プレミアムカードの本会員は、年間5回まで無料で利用できます。6回目以降は1回あたりUS35ドルが請求されます。

この「年間」の起点が独特です。デジタル会員証(アプリ)の発行日を基準に1年間でカウントされます。暦年でもカードの年会費の年度でもありません。

項目内容
起点デジタル会員証の発行日
期間そこから1年間
対象会員証を提示して利用したすべての施設
国内外区別なくカウント

国内のラウンジで使った分もこの5回に含まれます。「海外用だから国内では減らない」と考えていると、いざ海外に行くときに残っていないことになります。

自分の起算日を把握しておかないと、残り回数が読めません。アプリの発行日は控えておいてください。

同伴者は有料。無料枠はない

楽天プレミアムカードの同伴者は1名1回あたりUS35ドル、事務手数料を含めると約5,700円です。無料で連れて入れる枠はありません。

上位の楽天ブラックカードと比べると差が明確です。

カード本人同伴者
楽天プレミアムカード無料(年5回まで)有料(1名1回US35ドル)
楽天ブラックカード無料(回数制限なし)2名まで無料、3名以降は1名US35ドル

夫婦や家族で旅行する場合、この差は実額として効いてきます。2人で往復ともラウンジを使えば、同伴者分だけでUS35ドル×2回=US70ドル。公式が換算に使っている2025年1月19日時点のレート(US1ドル=157.77円)に海外事務手数料を加えると約11,400円で、年会費11,000円を超える額を同伴者分で払う計算になります(手数料の内訳は後述)。

家族での利用が前提なら、プライオリティ・パスを主目的に楽天プレミアムカードを選ぶのは慎重に考えたほうがよいところです。カード別の同伴者料金はプライオリティパスの同伴者料金にまとめました。

家族カードでは使えない

家族カードでもプライオリティ・パスは使えません。公式の「プライオリティ・パスにお申し込みいただけるカード」は、楽天プレミアムカードと楽天ブラックカードの本カード会員です。家族カードは対象に含まれていません

楽天プレミアムカードの家族カードは年会費550円で追加できますが、この550円でプライオリティ・パスまで付いてくるわけではありません。

家族の分が必要なら、選択肢は2つです。

  • 同伴者としてUS35ドルを払う
  • 家族それぞれが本会員として楽天プレミアムカード(年会費11,000円)を持つ

夫婦それぞれが本会員になれば2人とも年5回無料になりますが、年会費は合計22,000円です。同伴者として払う場合は1回あたり約5,700円(後述の事務手数料込み)なので、分岐は年1回。年1回までなら同伴者、年2回以上なら2枚とも本会員のほうが安くなります。年4回連れて行くなら同伴者料金だけで約22,900円になり、2枚持つより高くつきます。

使えるのは「ラウンジ」だけ

プライオリティ・パスの提携施設には、ラウンジ以外のカテゴリーもあります。ここで無料になる範囲が決まっています。

公式には、無料で利用できるのは国内・国外の「ラウンジ」のみと明記されています。「お食事」「リフレッシュ」「ご休憩」のカテゴリーに分類される施設は利用できません。

プライオリティ・パスは近年、空港内のレストランで一定額まで飲食できる提携先を増やしています。しかし楽天プレミアムカード経由の会員では、そうした「お食事」カテゴリーの施設は対象外です。アプリで施設を探すときは、カテゴリーを確認してから向かう必要があります。

「プライオリティ・パスがあれば空港のレストランで食事できる」という理解は、このカードでは当てはまりません

料金の請求はどこに来るか

6回目以降の利用や同伴者分の料金は、プライオリティ・パスの公式サイトで会員登録する際に設定したクレジットカードに請求されます。楽天プレミアムカードの利用明細に自動的に合流するわけではありません。

為替は各国際ブランドの決済為替レートが適用され、別途 海外事務手数料がかかります。楽天カードの海外事務手数料は全ブランド一律3.63%(税込)なので、US35ドルの利用でもその分が上乗せされます。上のレートで換算すると5,522円に約200円が加わり、1回あたり約5,700円です。

「US35ドルちょうど」ではない点は、複数回使う予定があるなら見込んでおいてください。

同伴者を連れて往復で使うようなケースでは、この積み上がりが無視できません。先ほどの同伴者1名・往復2回のUS70ドルは、事務手数料を含めると約11,400円です。ラウンジ1回あたりの体験に対して妥当かどうかは、空港での待ち時間の長さ次第です。乗り継ぎで数時間待つ行程なら見合いますが、搭乗まで30分という場面では割高になります。海外での決済の仕組みは海外利用の記事にまとめています。

問い合わせ先は楽天カードではない

申し込みや利用に関する問い合わせ先は、運営元のPriority Pass(A.P.)Limited社です。楽天カードでは対応できないと明記されています。

電話番号は03-4431-3321で、平日9時30分〜20時(香港の祝日を除く)。日本語対応がありますが、電話がつながると英語のガイダンスに続いて日本語のガイダンスが流れ、「2」を押すと日本語オペレーターにつながる仕組みです。混雑時は英語対応になることもあります。

問い合わせフォームを使う場合は、プライオリティ・パスに登録したクレジットカード番号の下4桁と、プライオリティ・パスの会員番号が必要です。現地でトラブルが起きたときに楽天カードへ連絡しても解決しないので、この連絡先を控えておくと安心です。

国内ラウンジとは別のサービス

楽天プレミアムカードには、プライオリティ・パスとは別に国内空港ラウンジのサービスがあり、こちらは回数制限なしで無料です。2つは提示するものが違います。

サービス対象回数
プライオリティパス(正式にはプライオリティ・パス)世界1,400カ所以上のラウンジ年5回まで無料
国内空港ラウンジ国内の主要空港(一部海外)回数制限なし

国内空港ラウンジを使うときは、公式の説明では楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカード・楽天ブラックカードと当日航空券(もしくは半券)の提示が必要です。一方プライオリティ・パスで入るときはアプリのデジタル会員証を提示します。

そしてプライオリティ・パスの会員証を提示して国内のPP提携ラウンジを使った場合は、年5回にカウントされます。カードを見せて入れば減らず、アプリを見せて入れば減る。同じ空港でも、どちらのサービスとして入るかで扱いが変わるということです。

楽天ゴールドカードとの比較や、ラウンジ全般の使い方は楽天ゴールドカードのラウンジ記事で扱っています。ゴールドとプレミアムのどちらを選ぶかは比較記事にまとめました。

年会費11,000円を回収できるか

プライオリティ・パスのスタンダードプランは、自分で加入すると年会費US99ドルです。上と同じレートなら約15,600円で、これだけで楽天プレミアムカードの年会費11,000円を上回ります。

想定金額
スタンダードプランを自分で契約年 約15,600円(US99ドル)
楽天プレミアムカードの年会費年 11,000円

ただしスタンダードプランは、契約していても1回の利用ごとにUS35ドルがかかるプランです。楽天プレミアムカード経由なら年5回まではその都度の料金もかかりません。年に数回でも海外のラウンジを使うなら、金額としては十分に見合います。

逆に、海外に行かない年はこの特典がまるごとゼロになります。年会費11,000円を何で回収するかという全体の試算は損益分岐点の記事にまとめています。申し込みや現在の特典は楽天プレミアムカードの公式サイトで確認できます。

年5回で足りないなら、他社のほうが安くなる

ここまで見たとおり、楽天プレミアムカードのプライオリティ・パスは年5回・同伴者有料・家族カード対象外・お食事カテゴリー対象外と制約が多めです。それでも選ばれる理由は価格で、プライオリティ・パスが付くカードとしては年会費11,000円が最安の部類です。当サイトで条件を確認できたカードを並べます。

カード年会費本人の利用同伴者家族カード
楽天プレミアムカード11,000円年5回まで無料1名US35ドル対象外
JCBプラチナ27,500円無料(回数制限の記載なし)1名2,200円
エポスプラチナ30,000円(招待または年100万円利用で20,000円)回数無制限1名US35ドル家族カードの制度なし
楽天ブラックカード33,000円回数無制限2名まで無料対象外
セゾンプラチナ・アメックス33,000円回数無制限(お食事・リフレッシュも対象)1名US35ドル登録不可
三井住友カード プラチナ55,000円回数無制限1回US35ドル家族カード無料で本会員と同条件
ラグジュアリーカード チタン55,000円回数無制限1名US35ドル家族会員(年16,500円)も無制限

年5回で足りるなら、楽天プレミアムカードがいちばん安く済みます。上位のカードは年会費が2倍以上で、回数無制限という差にその価格を払う形になるからです。

問題は6回目以降です。1回US35ドルは、公式が使っている換算(2025年1月19日時点でUS1ドル=157.77円)で約5,500円。楽天カードの海外事務手数料3.63%が乗るので、実際の負担は1回あたり約5,700円です。ここから逆転点を計算できます。

比較先年会費差逆転する利用回数
エポスプラチナ(30,000円)19,000円年9回以上
エポスプラチナ(招待等で20,000円)9,000円年7回以上

年7回までは楽天プレミアムカードが最安で、それを超えると回数無制限のエポスプラチナのほうが安くなります(招待が届いていて年会費20,000円なら年7回から、通常の30,000円なら年9回から)。年に3〜4往復して毎回ラウンジに入る人が分かれ目です。

JCBプラチナ(27,500円)を表に入れていないのは、公式サイトに利用回数の記載がないためです。本会員の利用手数料が無料と書かれているだけで、無制限と明示されてはいません。回数を前提にした試算ができないので、比較からは外しました。

回数以外で選ぶべき場合

金額ではなく、条件そのものが合わないケースもあります。

空港のレストランを使いたいなら、セゾンプラチナ・アメックスです。楽天プレミアムカードでは「お食事」「リフレッシュ」のカテゴリーが対象外ですが、セゾンのプレステージプランはこの2つも対象と公式が明記しています。ただし国内の「お食事」「リフレッシュ」は出発3時間以内の搭乗券が必要で、6時間以内の再利用はできないという条件が付きます。

家族も使いたいなら、三井住友カード プラチナです。楽天は本会員のみで家族カードが対象外ですが、こちらは家族カードの年会費が0円で、家族会員も本会員と同じくプライオリティ・パスを無料・回数無制限で使えます。追加費用なしに家族へ渡せるのはこの1枚です。ラグジュアリーカード チタンも家族会員が無制限で使えますが、家族会員の年会費が16,500円かかります。ただし三井住友カード プラチナは申込資格が満30歳以上なので、20代の場合は対象外です。

同伴者を連れるなら、回数によって答えが変わります。同伴者2名まで無料は楽天ブラックカードだけですが、これは招待制で申し込めるカードではありません。申し込めるなかではJCBプラチナの同伴者1名2,200円が安く、US35ドル(約5,700円)の半額以下です。同伴者2名を連れる場合、年1回の入場ならJCBプラチナ(27,500+4,400=31,900円)が楽天ブラック(33,000円)より安く、年2回以上ならブラックのほうが安くなります。

それでも楽天プレミアムカードでよい場合

上を読んで乗り換えを考える前に、確認しておきたい点があります。ここに挙げた他社カードは年会費が27,500円からで、楽天プレミアムカードの2.5倍以上です。プライオリティ・パスを年5回以内しか使わないなら、その差額はそのまま損になります。

さらに楽天プレミアムカードには、楽天市場での特典分の上限が月5,000ポイント(一般・ゴールドは月1,000ポイント)、楽天モバイルのギガ割引クーポンといった、ラウンジ以外の回収手段があります。楽天経済圏を使っているなら、これらを含めた総額で判断してください。カード別のプライオリティ・パス条件はプライオリティ・パスでおすすめのカードで詳しく比較しました。

よくある質問

プライオリティ・パスの申し込みに費用はかかりますか?

かかりません。通常なら年会費US99ドルのスタンダードプランに、楽天プレミアムカード会員は無料で申し込めます。手続き自体にも費用は発生しません。ただし申し込みをしないとカードを持っているだけでは使えず、アプリへの反映に5〜10営業日かかる場合があるとされています。使う予定が決まっていなくても、カードが届いた時点で申し込みだけ済ませておくほうが確実です。

ラウンジではプライオリティ・パスのアプリが必要ですか?

必要です。公式の説明では、利用回数のカウントは「デジタル会員証(プライオリティ・パス アプリ)」の発行日を基準に1年間で行い、カウント対象はデジタル会員証を提示して利用したすべての施設とされています。つまり提示するのはアプリの会員証であって、楽天プレミアムカードそのものではありません。アプリは事前のダウンロードとログインが必要なので、出発前に表示できる状態にしておいてください。

同伴者も無料で入れますか?

楽天プレミアムカードでは同伴者は有料で、1名1回あたりUS35ドルがかかります。無料の同伴枠はありません。同伴者が2名まで無料になるのは楽天ブラックカードのほうです。

楽天プレミアムカードの家族カードでもプライオリティ・パスを使えますか?

使えません。申し込みの対象は楽天プレミアムカードと楽天ブラックカードの本カード会員で、家族カードは対象に含まれていません。家族の分が必要な場合は、同伴者としてUS35ドルを払うか、家族それぞれが本会員としてカードを持つ形になります。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年8月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。 公式サイト: 楽天プレミアムカード

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