リクルートカードの家族カード|何枚?チャージ枠とポイントの条件

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リクルートカードの家族カードは年会費が無料で、JCBなら8枚、Visaなら19枚まで作れます。申し込みは、本カードの発行後に申込書を取り寄せる方法が基本で、JCBなら本カードと同時に申し込むこともできます。ただし枚数を増やしても電子マネーチャージの加算枠は月3万円のままで、貯まったポイントは本会員にしか入りません。枚数が生きる世帯と、増やしても意味のない使い方を分けて整理します。

目次 9項目
  1. 家族カードは何枚まで作れる?誰が対象になるか
  2. 家族カードを増やしてもチャージの枠は広がらない
  3. 利用できる枠がどう扱われるかは公式に書かれていない
  4. ポイントは本会員に集まる
  5. 申し込みは本カードと同時か、発行後に申込書で
  6. ETCカードは家族会員も別に申し込める
  7. 家族会員はどのブランドでも保険の対象になる
  8. 枚数の多さが効く場面は限られる
  9. よくある質問

家族カードは何枚まで作れる?誰が対象になるか

項目内容
発行できる枚数JCBは8枚、Visaは19枚
年会費本会員・家族会員とも無料
対象になる人本会員と生計を同一にする配偶者・親・子(高校生を除く18歳以上)
発行できないケース本会員が学生のとき
申し込み方法本カードの発行後に申込書を取り寄せて郵送。JCBは本カードの申込フォームから同時にも申し込める
ポイント家族会員の利用分も1.2%が本会員のポイントに加算

枚数には、申し込み中のカードと発行手続き中のカードも含めて数えます。すでに何枚か発行していて上限が近いなら、手続き中の分を数え忘れないようにしてください。

対象として挙がっているのは配偶者・親・子の3つの続柄で、兄弟姉妹は入っていません。前提になるのは生計が同一であることなので、独立して別の家計で暮らす子も外れます。年齢の条件は「高校生を除く18歳以上」で、18歳になっていても在学中は対象になりません。

もうひとつ、見落としやすい条件があります。本会員が学生のときは、配偶者を含めて家族カードを作れません。三井住友カード(NL)やdカードは、本会員が学生でも配偶者になら発行できるという書き方をしていますが、リクルートカードは学生の本会員そのものを対象から外しています。在学中に家族へ持たせたいなら、家族カードではなく、それぞれが本会員として申し込む形になります。

なお、公式サイトの家族カードの案内が枚数を示しているのはJCBとVisaで、Mastercardについては触れられていません。Mastercardを選んだ場合に何枚まで作れるかは、発行元の三菱UFJニコスに確認するのが確実です。

家族カードを増やしてもチャージの枠は広がらない

電子マネーへのチャージは原則としてポイントの対象外で、公式サイトが指定した電子マネーに限って、月30,000円までが加算の対象になります。ここで効いてくるのが、家族カードを使っている場合は本カードと家族カードを合算してこの30,000円になる、という決まりです。本会員が月に3万円チャージしていれば、その月に家族会員がいくらチャージしても加算はありません。

家族カードを1枚足したときに、何が増えて何が増えないのかを並べるとこうなります。

増えるもの増えないもの
家族が使った分のポイント(1.2%。加算先は本会員)電子マネーチャージの加算枠(本カードと合算で月30,000円)
ショッピング保険の年間限度額(Mastercard / Visaは1人ごとに100万円で、合算ではない)ポイントの使用権(貯まるのは本会員のリクルートID)
海外旅行保険の補償(利用付帯の条件を満たした旅行に限る)年会費(本会員・家族会員とも無料。枚数が増えても0円)

普通の買い物であれば、家族カードを渡した分だけ素直に貯まります。配偶者が月5万円を家族カードで払えば年7,200ポイント、月8万円なら年11,520ポイントが本会員のポイントに合流する計算です。ところがチャージについては、何枚に増やしても1円分も増えません。世帯で月6万円をモバイルSuicaに積みたいという使い方だと、対象になるのは3万円までで、そこから受け取れるのはMastercard / Visaで月360円分、チャージ分が0.75%のJCBで月225円分。ここが天井になります。

枠が増えるのは自分でブランドを分けたとき

混同しやすいのですが、リクルートカードを複数枚持っている場合は、それぞれのカードで月30,000円までが対象になります。家族で分け合っても枠は増えず、自分がブランドを分けたときだけ増えるという、直感とは逆の作りです。

家族カードは本会員のカードにぶら下がる追加カードで、名義が違っても契約は1つ。2枚持ちのほうは自分が2つ契約する話なので、枠もカードごとに立ちます。持てるのは発行会社ごとに1人1枚まで(Mastercard / Visaは三菱UFJニコス、JCBはジェーシービー)なので、増やせても2枚までです。2枚に分けたときに実際いくら増えるのかは、還元率の記事でブランド別に試算しています。

利用できる枠がどう扱われるかは公式に書かれていない

家族カードで使える限度額が本会員と共通なのか、家族カードごとに別に立つのかは、公式サイトで確認できませんでした。家族カードの案内ページにも、ETCカードや電子マネーの案内にも、利用可能枠についての記述が見当たりません。

他社は明記しています。楽天カードは家族カードの基本情報に「本カード会員様のご利用可能枠以内」と書き、三井住友カード(NL)も「同時にお申し込みいただく本会員の弊社カードのご利用枠内でご利用いただけます」と案内しています。どちらも本会員の枠を家族全員で分け合う形で、家族カードを増やしても世帯で使える総額は変わりません。

リクルートカードがどちらの扱いなのかは、発行会社に確かめるほかありません。引っ越しや家電の買い替えのように、家族に大きな買い物を任せる予定があるなら、申し込みの前に聞いておくと、支払いの当日に決済が通らないという事態を避けられます。

ポイントは本会員に集まる

家族会員が使った分のポイントは、本会員のポイントとして加算されると公式サイトが明記しています。貯まる先は本会員のリクルートIDで、家族会員の手元に別々に貯まるわけではありません。家族が自分の判断で使えるかどうかまでは公式サイトに書かれていませんが、ポイントを持っているのは本会員という形になります。

この合算は発行会社の側でも案内されています。JCBは、リクルートポイントが積算される利用をまとめたページで、家族カードの利用分も合算してポイントが付くと書いています。そのページが積算対象として挙げているのが、国や地方自治体に納める支払いと各種税金(自動車税・地方税・国民年金など)、水道・電気・ガスの公共料金、ふるさと納税を含む募金・寄付金です。家族会員が光熱費や税金を払った分も、ふつうの買い物と同じ1.2%で本会員に合流します。世帯の支払い口を家族の人数分に増やしても、率が下がる区分に落ちる心配がないという意味で、固定費を親や配偶者に任せている家庭とは相性がよい作りです。

ただし、この案内を出しているのはJCBで、対象はJCBが発行するリクルートカード(JCB)です。Mastercard・Visaの扱いは当サイトでは未確認なので、そちらのブランドで税金や公共料金を払う予定があるなら、発行元の三菱UFJニコスの案内で確かめてください。同じページには「一部、ポイント付与対象外となる場合があります」という但し書きも置かれているので、JCBであっても税金なら何でも対象と読み切ることはできません。

貯まったリクルートポイントをPontaポイントやdポイントに移す場合も同じで、交換の前提になるのは本会員のリクルートIDの連携です。PontaならPontaWebでの会員登録、dポイントならdアカウントとの連携が条件になります。交換そのものは1ポイント単位で即時に反映されるので手続きは軽いのですが、操作するのは本会員という形は変わりません。

家族カードのポイントが本会員に集まる作り自体は珍しくありません。dカードは本会員に集約され、本会員のみが使えると明記しています。楽天カードも家族カードの利用分は本カード会員の楽天ポイント口座に進呈されるので、集まる先が本会員である点は同じです。違うのはその先で、楽天では貯めたポイントを家族の間であげたりもらったりできます。加えて、家族カードに付いた楽天ポイントカード機能で貯めた分は家族カード会員の楽天IDに進呈されるため、そこだけは家族の手元に残ります。条件は楽天カードの家族カードで整理しています。

このため、リクルートカードの家族カードは世帯として使うお金を寄せる形に向きます。じゃらんnetの宿泊やホットペッパーの支払いなど、家族で使う場面にポイントを充てるつもりなら、本会員に集約されるほうがむしろ都合がよいでしょう。家族それぞれが自分のポイントとして貯めて自由に使いたいなら、家族カードではなく各自が本会員として持つ形を検討することになります。

申し込みは本カードと同時か、発行後に申込書で

公式サイトの家族カードのページが案内しているのは、本会員のリクルートカードを申し込んで発行したあとに、家族カードを申し込むという順番です。各カード会社の家族カード案内ページから申込書を請求し、郵送されてくる用紙に必要事項を記入して返送すると、受付後に発行されます。ブランドを問わず、本カードを持ってから家族の分を足すならこの経路になります。

JCBには、もう1つ経路があります。公式サイトのJCB向けの案内によると、本カードの申込フォームに「家族カードのお申し込み」という欄があり、1枚目に同意して申し込むと2枚目の入力欄も表示されます。本カードの申し込みの中で家族の分まで済ませられるので、発行を待ってから申込書を取り寄せる手間がかかりません。

JCBの新規入会では、家族カードの発行に入会キャンペーンの上乗せ特典が用意されています。対象になる申込期間や加算の時期はリクルートカードのキャンペーンにまとめています。

Mastercard / Visaの申込フォームに同じ欄があるかは、公式サイトで確認できませんでした。確認できているのは発行後に申込書で申し込む経路だけなので、Mastercard / Visaで家族の分も早めに用意したいなら、申し込む前に三菱UFJニコスへ確かめておくと確実です。

他社では、楽天カードも本カードの申込フォームの中で家族カードを選べて、申し込み自体は最短60秒。三井住友カード(NL)は新規申込のときに1人だけ同時に申し込め、2人目以降は会員ページのVpassから手続きします。本カードの発行後に家族の分を足す場面では、リクルートカードの公式の案内は申込書の郵送で、会員ページから手続きできる三井住友カード(NL)とはここで差が出ます。

入学や転勤、家族旅行のように日付が決まっている用件に間に合わせたいなら、JCBで本カードと同時に申し込むか、申込書を請求する日から逆算して余裕を持たせてください。問い合わせ先もブランドで分かれていて、Mastercard / Visaは三菱UFJニコス、JCBはジェーシービーが窓口になります。

ETCカードは家族会員も別に申し込める

ETCカードについては、家族会員も本会員とは別に申し込めると公式サイトが案内しています。ただし費用の形はブランドで違います。

ブランド新規発行手数料ETCカードの年会費
Mastercard / Visa1枚あたり1,100円(税込)。2026年10月の発行分から1,650円(税込)無料
JCB無料入会1年目は無料。2年目以降は500円(税別)で、条件を満たせば無料

JCBの年会費が無料になるのは、前年1年間にETCカードの請求が1回以上あるか、ショッピングの請求が50万円以上ある場合です。ここでいうETCカードの請求とは通行料の請求のことで、JCBは明細に記載されない無料区間の走行やETCマイレージでの無料走行を利用回数に数えないと断っています。高速道路に乗った年でも、無料区間しか走っていなければ条件を満たしません。

もうひとつ、ショッピングの50万円に家族会員の利用分が算入されるかは公式サイトで確認できませんでした。支払いは本会員の口座にまとまりますが、この集計で世帯の合計として扱われるかどうかまでは書かれていません。通行料ではなく50万円のほうで無料にするつもりなら、先に発行会社へ問い合わせておくほうが安全です。

家族の人数が増えるときに効いてくるのが請求の単位です。JCBのETCカード(ETCスルーカード)の年会費は、本会員・家族会員それぞれのETCカードごとに請求されるとJCBが案内しており、有料になる年は1枚あたり550円(税込)です。家族3人にETCカードを持たせて、通行料の請求も50万円の利用も無い年が続いたとします。初年度は無料なので、5年持ったときに請求が立つのは2年目から5年目までの4回。550円×3枚×4年で6,600円が、走っていない高速道路のために出ていく計算になります。

Mastercard / Visaは費用の形が逆で、発行時に手数料がかかる代わりに年会費は無料です。作ったあとに使わない年があっても、そこから費用が増えることはありません。手数料はリクルートの案内では1,000円(税別)、つまり税込1,100円ですが、発行会社の三菱UFJニコスは2026年10月の発行分から1,650円(税込)に上げると告知しています。手数料が無料になるカードの一覧にリクルートカードは入っていないので、対象と読めます。開始日は10月1日または10月16日の発行分からと系統で分かれ、リクルートカードがどちらかまでは書かれていません。

この告知は金額を「1枚あたり」と明記しているので、家族の分をまとめて作れば枚数分の手数料がかかります。三菱UFJニコスのよくある質問でも、家族会員のETCカードは申込書(用紙)を取り寄せて申し込み、新規発行手数料がかかると案内しています。この質問はリクルートカードに限った案内ではないので、申し込み方法はリクルートカードの窓口で確かめてください。改定後の1,650円なら、家族3人分で4,950円です。

1枚だけで累計を比べると、条件を1つも満たさないJCBの負担は2年目から毎年550円ずつ増えます。改定前の1,100円に並ぶのは3年目でしたが、10月以降に発行される1,650円なら並ぶのは4年目で、5年目からMastercard / Visaのほうが安くなります。上の家族3人の例でも同じ関係で、JCBの4,950円(550円×3枚×3年)が4年目にMastercard / Visaの4,950円と並び、5年目の6,600円で上回ります。逆に通行料の請求が毎年あるならJCBはずっと0円のままなので、走る人ほどJCB、作るだけで走らない人ほどMastercard / Visaという分かれ方になります。

どちらのブランドを選んでも、使わない人の分まで作れば、払わなくてよいお金を払うことになります。使う人の分だけ作るのが無駄のない持ち方です。

家族会員はどのブランドでも保険の対象になる

家族カードの案内ページに、保険の話は出てきません。書かれているのは、家族会員も本会員と同様のサービスを受けられる、というところまでです。対象者がはっきりするのは、公式サイトが付帯保険の欄からリンクしている発行会社のページのほうです。

Mastercard / Visaを発行する三菱UFJニコスは、海外旅行傷害保険のページに対象カードの一覧を置いたうえで、そのカードの本人会員と家族会員が対象だと書いています。一覧にはリクルートカードが名前入りで載っています。保険小冊子でも保険金額の表の見出しが「本人会員・家族会員」になっていて、家族会員も保険の対象になるかという質問には、対象であり本人会員と同じ内容の保険を付帯している、と答えています。

JCBが発行するリクルートカード(JCB)でも、家族会員は補償の対象になります。JCBはよくある質問で、本会員のカードに保険が付帯している場合は家族会員も補償の対象になると答えています。リクルートカード(JCB)には海外旅行が最高2,000万円、国内旅行が最高1,000万円の旅行損害保険がいずれも利用付帯で付いているので、この条件に当てはまります。

分かれるのは、その先の条件の書き方です。保険を効かせるための支払いを誰がするのかという点でブランドの扱いが違うので、そこは補償の条件の項で見ます。以下に挙げる補償の金額は、Mastercard / Visaのもので、同じ額が家族会員にも立ちます。項目ごとの内訳や保険金が出ないケースまで含めた全体像は、リクルートカードの海外旅行保険で扱っています。

補償内容保険金額
傷害による死亡・後遺障害最高2,000万円
傷害による治療費用100万円限度
疾病による治療費用100万円限度
賠償責任2,000万円限度
携行品損害(免責金額3,000円)1旅行につき20万円限度・年間100万円限度
救援者費用100万円限度

携行品損害には内側にもう一段の上限があります。1回の事故につき、携行品1個、1組または1対あたり10万円までです。20万円のカメラを旅先で壊しても、受け取れるのは10万円が上限になります。海外旅行と国内旅行でブランドごとに金額がどう違うかは、リクルートカードのブランド比較にまとめています。

保険が効くのは、旅行代金をこのカードで払ったときだけ

この保険は利用付帯で、条件が2つ重なります。カードの入会日以降に出発する旅行であること。そして日本を出国する前に、搭乗する公共交通乗用具の料金か、参加する募集型企画旅行の料金を、このカードで払っていることです。募集型企画旅行とは、パッケージツアーやパック旅行のように、旅行業者があらかじめ旅行計画を作って参加者を募集する形の旅行を指します。

何を払えば条件を満たすのかは、三菱UFJニコスが具体名で挙げています。航空券と燃油サーチャージのほか、空港へ向かう鉄道や有料特急、リムジンバスのチケット、空港へのタクシー代でも条件を満たします。逆に、レンタカー、ETC料金、電子マネーのチャージ代、プリペイドカードの購入費、空港使用料、航空券の発券手数料、超過手荷物料金、そしてホテルの宿泊料金は対象外です。ホテルだけを予約して払っても募集型企画旅行には当たらないので、条件にはなりません。

家族の旅行で効いてくるのがこの条件です。家族が自分で手配して、現金や他社のカードで旅行代金を払った場合、その旅行には保険が付きません。家族の分まで補償を効かせたいなら、航空券やツアー代金の支払いをリクルートカードに寄せておくことになります。

では、家族会員が自分の家族カードで払った場合はどうか。ここでブランドの書き方が分かれます。JCBは「本会員または家族会員のいずれかのカードで、保険適用条件となる料金を支払った場合に適用されます」として、払ったのが家族会員のカードでも条件を満たすと明示しています。三菱UFJニコスの保険小冊子は、出国前に本カードで支払った場合のみ適用すると書くにとどまり、家族会員のカードで払った分が含まれるかどうかには触れていません。家族に手配も支払いも任せる予定があるなら、JCBは書面で答えが出ています。Mastercard / Visaでは、任せる前に発行会社へ確かめておいてください。

補償される期間にも条件が二重にかかります。保険小冊子は「旅行期間」を、海外旅行の目的で住居を出発してから住居に帰着するまでの間で、かつ日本出国の前日の午前0時から日本入国の翌日の午後12時まで、と定義しています。そのうえで1回の旅行につき、出国した日の翌日から数えて90日間が限度です。効いてくるのは後半の条件で、出発の2日前に家を出て空港の近くに泊まるような旅程だと、家を出た日の移動は補償の外になります。家族旅行で前泊・前々泊を組むときは、この線引きを頭に入れておいてください。

年間の限度額は家族それぞれに立つ

ショッピング保険も、Mastercard / Visaは本人会員と家族会員が対象で、購入日から90日間、1回の事故につき3,000円が自己負担です。年間100万円という限度額は本人会員と家族会員の合算ではなく、それぞれに立つと保険小冊子が答えています。家族カードを1枚増やせば、その人の分の枠がもう100万円立つ形です。

ただしMastercard / Visaでは、国内で買った品物は購入時に分割払いかリボ払いを指定した場合だけが対象になります。日常の買い物の大半は国内の一括払いでしょうから、家族に持たせたカードでこの保険が実際に効く場面は限られます。枠が1人ずつ立つこと自体は家族カードの数少ない「増える」項目ですが、使える場面は狭いと見ておくのが実際的です。

枚数の多さが効く場面は限られる

発行できる枚数そのものは、他社と比べて多いほうです。

カード家族カードの発行枚数
リクルートカードJCB 8枚 / Visa 19枚
PayPayカード10枚(PayPayアプリに登録できるのは3枚まで)
イオンカードセレクト3枚(解約済みの家族カードも数に含む)
楽天カード2枚
三井住友カード(NL)公式に上限の記載なし

とはいえ、3人家族なら楽天カードの2枚でも足ります。8枚や19枚が生きるのは、同居している親と子を何人も抱えるような世帯で、枚数の上限で困る場面はそう多くありません。増える項目と増えない項目は前半の表のとおりで、枚数に比例して伸びるのは家族が使った分のポイントと、持たせた人ごとに立つ保険の補償(限度額が1人ずつ立つと確認できているのはMastercard / Visa)くらいです。枚数の多さそのものが効くのは、持たせる相手が多くて上限で止められると困る場面に限られます。数え方も各社で違い、イオンカードは解約済みの分まで3枚に含めますが、リクルートカードの案内が枚数に含めると書いているのは申し込み中と発行手続き中の分だけです。上限の近いカードを比べるならこの違いも効いてくるので、イオンカードの家族カードと読み比べてみてください。

そのうえで、このカードの家族カードが向かない使い方をはっきりさせておきます。家族それぞれが自分のポイントとして貯めて使いたいなら、本会員に集約される作りは噛み合いません。世帯でチャージを増やしたい場合も、枠が合算である以上、家族カードは解になりません。すでに本カードを持っていて家族の分を急いで足したい場合も、公式が案内しているのは申込書を郵送でやり取りする手続きなので、日程に余裕が要ります。家族の海外旅行に保険を効かせたいなら、旅行代金の支払いをこのカードに寄せるのが前提です。家族がそれぞれ自分で手配して別の方法で払う旅行が多い世帯では、補償は当てになりません。

逆に噛み合うのは、支払いを本会員の口座に集めて、家族の支出まで含めて1.2%で貯めたい世帯です。年会費は本会員も家族会員も無料なので、持たせること自体にコストはありません。申し込みの手順や現在の入会特典の内容はリクルートカードの公式サイトで確認できます。

他社の家族カードの条件は楽天カードの家族カード、三井住友カード(NL)の家族カード、PayPayカードの家族カードにまとめています。世帯のメイン1枚を決めかねているなら、メインカードの選び方も判断の材料になります。

よくある質問

家族カードの利用分は、いつどの口座から引き落とされますか?

本会員の口座からまとめて引き落とされます。締め日は毎月15日で、支払日は翌月10日です。引き落とし日が土日祝に当たる場合は翌営業日にずれます。また、店舗からカード会社へ売上の情報が届く日によって、使った月の翌月ではなく、さらに次の月の請求に回ることがあります。家族の利用分が明細に見当たらないときは、まず請求月がずれていないかを確かめてください。

家族が何に使ったかは、本会員に見えますか?

見えます。利用明細書には家族会員の利用分もまとめて記載され、支払いも本会員の口座から一括で行われます。家計をまとめて把握したい世帯にはこれが利点になりますが、裏を返せば、家族の側からすると使い道が本会員に伝わるということです。見せたくない支出がある家族に持たせるカードとしては向きません。その場合は本人名義でカードを作ってもらうほうが、お互いに気を使わずに済みます。

18歳でも高校生の子どもには作れませんか?

作れません。リクルートカードの家族カードの対象は、高校生を除く18歳以上の子です。同じ18歳でも、高校を卒業していれば対象になり、在学中は対象外という線引きになります。高校生のうちから持たせたいなら、楽天カードは18歳を迎えていれば高校生でも家族カードを申し込めますし、イオンカードセレクトも満18歳以上であれば高校生でも申し込めると案内しています。

本記事の情報は各カード会社の公式サイト・規約をもとに作成しています(2026年9月時点)。 年会費・ポイント・保険などの条件や規約は予告なく改定されることがあります。

最新の情報は各カードの公式サイトで必ずご確認ください。 公式サイト: リクルートカード

リクルートカード 公式サイトへ